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ギャンブル依存症患者は、負けず嫌い?いいえ、諦めが悪いんです

本などで、ギャンブル依存症の人の傾向として、「負けず嫌い」と紹介されていることがあります。

コレ、ある意味あっているとは思いますが、少し違う気がします。

負けず嫌いは、間違いないかもしれません。

ただ、『負けを認めて次に進める人』と『負けたことを帳消しにするために無茶をする人』は違うでしょう。

「カジノの負けを取り返すために、10倍の額を一気に賭ける!」

「パチンコで、あの演出がでれば、昨日の負けは取り返せる!」

「株やFXで10万負けたけれど、同じ値動きをするタイミングで倍の額があれば取り返せる!」

冷静なら、『そんわけないでしょ~~』となるところ、依存状態や追い詰められて視野が狭くなった状態だと、その考えが「ものすごく素晴らしいアイディア」に思えてしまうんです。

twitterで、ギャンブルやFXの情報を発信している人を観察していると、負けて破滅していく人は、『目の前の負けを認めない』タイプです。

自分の『負け』を確定させないために、最初の負けの何倍もの金額を追加する。そして、大勝負にでる。

勝てば、全部帳消し!!

何度かは、その方法で、負け勝ちに変化します。

でも、負け大負けになることのほうが、多いです。

そして、大負けをとりかえすために、さらに大きな額や危ない橋を渡るような真似をすることになります。

今の負けを認めて、場を離れる
負けを認めて、次の挑戦に備えて休む
負けを認めて、違う方法を探す
負けを認めて、友人や家族に話す
負けを認めて、自分の行動をやめるため、暴走を抑えるために、どこかへ相談に行く

それができる人は、まぁどうにかなるでしょう。

負けを認められないひとは、

今、負けた分をとりかえせるまで、場にとどまる
負けを認めず、なにかに使う予定だった資金も突っ込む
負けを認めず、同じ方法で勝てないか試す
負けを認めず、友人にも家族にも話さず抱え込む
負けを認めず、相談にもいかず、悪化させる

そして、破滅に向かって進んでいきます。


私は、負けを認めませんでした。

そして、今の状況があります。

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