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自分がギャンブルから一気に興味を失った理由

『人が嫌い』ってある意味才能なんですね。

『人が嫌い』で周りを見返したくて短期間でギャンブルにハマって破産して、そして『人が嫌い』だからギャンブルからの興味が一気に引きました。

ギャンブル(オンラインカジノ)をやってる間、入り浸っている掲示板がありました。

『〇〇万円負けた・・・反省して、次回は取り返します』みたいなことばかり書いている掲示板でしたが、ギャンブルにハマっている間は、そこが居場所でした。

オンラインカジノは競馬やパチンコなものと比べて、ユーザー数が少ないので、掲示板自体の参加人数も少ない、そして大負けしたと書きづつけている人はさらに少ない。

そんな感じなので、掲示板のメンバーは毎回似たような人でした。

そこで、少しでもコミュニケーションがあることが、ギャンブルに関係なく、自分の精神的救いでした。

現実では、
 父は余命宣告をうけ、何度も入退院して毎日のように病院に通い
 家族の会話は、先の不幸を避けつつ希望を口にしようとして、わけわからない会話ばかりする状態
  仕事は段取りも進捗管理もうまくいかず社長に怒鳴られ・・・。
なんというか、色々とダメな状況でした。

結局、父は闘病の末永眠、自分は財産を失い、仕事の方はリーダーから外されました。

現実世界の重荷を下ろし、金もなくなりながら、ギャンブルへの欲求の熱はまだ体の芯にくすぶっていて、掲示板も1日に何度も見る癖が抜けきっていない
そんなとき、掲示板にものすごく嫌いなタイプの人が参加してきました

これまで掲示板にいた嫌いなタイプの人を全部混ぜたような人でした

×管理人のレスにたいしては誰宛てでも絡んでくる
×自分の経歴を自慢する
×勝ったときは上から目線
×自己資金や借金できる友人がいることを自慢
×負けたときはイカサマを主張する
×他の人の書いた内容を馬鹿にする
×誰か宛てのレスを、名指しなく新スレッドで投稿する
×わからないYoutuberネタを話に混ぜる
×気に入らない人に対して「管理人に通報するぞ」とすごむ

そんなかんじです。

居酒屋とかで、常連気取りで偉そうにしていても、実際には店主も周囲にも常連扱いされていない人といった感じです。

この人、頻繁に掲示板のやりとりでキレ散らかしてました。
自分の書いた内容について些細なツッコミや同意されないことがあれば、キレて「管理人に通報したからな!」と、よくやってました。

最終的には、暴言や憶測を事実のように書き込んだことを諫めた管理人にまでキレ始めるという始末。

その姿をみていて、「ああは、なりたくない」と、思うようになり、掲示板を見に行く気もなくなっていきました。

そして、私自身がこの掲示板を利用していた理由は、「誰かに相手してもらえる」ということ。
要は、誰かにかまってほしかっただけなんだと。
ほんの数行の文字のやりとりのために何を失って、実際に何を得ていたのかを考えてみて、とても虚しくなりました。

ギャンブル熱が最高潮だったころは、10分間隔で、誰か書き込みしていないか確認していました。
ギャンブルができなくなっても、1日に数回はみていました。

それが、嫌いな人の登場によって、自分の行動を見返してからは、一気にみる頻度が減って、今はその掲示板のことを考えることがほとんどありません。

この記事を書きながら、久しぶりに掲示板を見てみました。
私が頻度に見ていた当時のメンバーは、ほとんどない状態でしたが、嫌いな人は相変わらずそにいました。

『嫌いな人がそこにいる』というだけで、掲示板を見る気も、ギャンブルすする気も湧いてこなくなります。

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