「ずっと笑顔の女性」の「違和感」はタロットでわかる。そして、涙の解放に繋がる。
わたしはここ数年は「タロット」を使ったカウンセリング/セッションを提供しています。
わたしが最初にそのようなカードに出会ったのは11年前です。
オラクルカードという「プラスのメッセージたち」が書かれている種類で。
当時、「離婚」で悩み始めていた頃。
唯一相談できた女友達が、ちょうど「スピリチュアル」に目覚めた頃で。
一番信頼できる彼女から教えてもらったのがきっかけでした。
「占い」というと、一見怪しかったり、依存してしまうものとして
あまり良いイメージを持っていない方も多いかもしれません。
夢のない話というか、現実的にいうと、カードが出るのは「確率」です。
そうでしかないもの、なんですが。
出るカードは確率で決まるにしろ、
その意味やリーディング、となると読み手によって、全然変わってきます。
わたしの場合は、「占う」という感じではなく
タロットはあくまでも「補助ツール」として使います。
もちろん「タロットで占って欲しい」という方にはメインで使いますが
セッションで使う場合は、完全に「補助」であり、
お客様の内面や潜在的なものを「引き出す」ために使います。
わたし自身が「ビジュアル」がものすごく強い人間で。
ヒプノセラピーなんかでも、「ものすごく鮮明に観える」タイプなので
タロットは比較的「相性がよい」のです。
なので、自分が「感じて、伝える」というときにも
とても役に立ってくれるもので
お客様とも「同じイメージ」を共有できるので、伝えやすい。
お客様も「イメージしやすい」という感じです。
やはり「言葉」だけだと、どうしても「前提が違う」ことがあります。
前提が違うと、どうしてもズレてしまうので
お互い「理解しにくい」ということも起きやすい。
その点、タロットは「概念」でもあるので
イメージからコミュニケーションしやすく。拡げていきやすいんですね。
と、
長々とタロットの説明をしてしまいましたが。
肝心の、タイトルにある「ずっと笑顔」の女性について。
(※ご本人には了承いただいてます)
彼女はわたしが短期のバイトでお世話になった職場にいた正社員の女性で。いつも会うと、「ずっと笑顔」で。明るくとても「感じの良い」女性でした。
仕事の合間に、色々と「メンタル系」の話をしていたら、「興味あります」ということになり。とんとん拍子に「タロットセッションを受けてみたいです」という話になりました。
「今、悩み事はないんですよね」
ということだったので、
そういう感じであれば、個室じゃなくても、タロットを広げるだけのスペースがあるテーブル席のあるカフェとかでも大丈夫ですよ、と。
気軽な感じで話が決まりました。
タロットを受けるのは初めてだったようで「楽しみ♩」と。
明るい感じで当日を迎えていただきました。
職場で少し話したくらいの関係性なので
普通に「セッションのお客様」という状態で始まりました。
悩みがない場合は、雑談から入って
質問しながらカードを引いていきます。
本人の「顕在意識」では「悩みはない」と思っているので、
最初から「どんなカードがでるのか??」ということにワクワクされていました。
カード自体に「意味」はもちろんありますが、
それよりも「世界観」の方がセッション時には有効です。
だから「当てる」ということはないですが。
毎回タロットを提供すると
「なんで、わかるんですか?」ということになります。
だけど、違うんです。
わかる、は「わかる」なんだけど。
既に「ある」んですね。
あるものが、タロットで「引き出されているだけ」なので
わたしは当ててなくて。
そもそも、当てるも、当たるも、ないのです。
そういうタロットの使い方というか、
価値観でわたしは提供しています。
で、
その女性は、セッション中も、
いつもと同じような「ずっと笑顔」な感じで受け答えしてくれていました。
それだけみると、特に「違和感は、なかった」のですが。
セッション進めていくなかでタロットを既に何枚も引いていると
「なんか、違和感がある」のです。
エネルギーの「不一致」みたいなのを感じるわけです。
タロットのすごいのは「偶然であり必然」が起こること。
カードが出るのは「確率でしかない」んだけど、
そこにちゃんと「偶然である必然」が起こってくるところ。
本人は「嘘をついているわけじゃない」けれど
わたしとの関係性がまだ「浅い」わけで、
最初から「言うつもりがない」だったり、「できれば言わない」だったり。
そこを、無理やり聴いていくことは、ありません。
ただ、
自分から「話すつもりがない」というポイントでも
本人にとって「出す必要がある」と言う場合は
やっぱり、カードが教えてくれるんです。
その時も、いくつかわかりやすく「不一致」が出てきていて。
聴くと、「そうなんです!!!」と。
だんだん、「ずっと笑顔」だった鎧がほどけてきて
どんどん「鎧が剥がれる」という感じが垣間見えるようになっていきました。
で、あるカードが出て、完全に「これを、あなたは頑張ったんだね」
と、ハッキリわかるエネルギーを感じられたときに、
そのまんま、その言葉を伝えると
一瞬で、彼女のエネルギーも変わり
「そうなんです、わたし頑張ったんです。ものすごく」と。
その「大事なポイント」にいくまでに、
時間にしたら、2時間強です。
彼女が「ずっと笑顔」だった理由。
そのストーリーが、ぶわっと出てきて。
彼女は思わず涙が溢れました。
「誰にも、みせてこなかったから」と。
「だから、凄いです。まさかMAIさんに見せちゃうとは」と。
泣きながら、途中から笑っていましたが。
本当に、頑張ってきたんだなと。
そのエネルギーの重さに、わたしもものすごく心を寄せました。
途中で、いくつか「違和感」のポイントがあったんですが、
そこで「ご家族の話」も出て。
それも、全然「人に言えなかった」と。
もちろん、わたしに「話すつもりもなかった」こと。
けど、ものすごく「抱えていた」のです。
抱えていて、泣けなかった。
ずっと、笑顔でいることを「決めた」と。
彼女は言っていました。
けど、
セッションで「出せた」ことで
すごくびっくりしたけど、良かったと。
喜んでくれました。
「出せない」って、苦しいです。
なかなか、出せる場所って
あるようで、ないから。
彼女のように
「悩みはない」と、思っている方でも
カウンセリングセッションは
ぜひ、利用していただきたいなと思います。
ざわざわする方。
なんとなく気になる方。
ピンときている方は
「受けるタイミング」で、合ってると思います。
偶然は、必然です。
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