2021年大宮アルディージャ中間雑評価【MF・FW・監督編】

例年に比べてノリと勢いで誤魔化した文章を書いている自覚はあります。

GK・DF編はこちらから↓

2021年大宮アルディージャ中間雑評価【GK・DF編】｜コルク｜note

MF

4.松本大弥

｢ダイヤよりも輝く宝石、俺ヒロヤ｣でお馴染み松本大弥(存在しない文言)。岩瀬健元監督の寵愛を受け、序盤は出場機会を得ていたものの徐々に減少。最近は圧倒的人手不足のSBをやらされているが、それでいいのか。しかし、育て屋さんに預けたら知らない技を覚えてる、なんてことはよくある話なので我々は広島の育成方針なぞ知ったこっちゃないです。展開力は面白いものがあるが運動量が足りず、中盤として使うにはまだ粗があるかなという印象。

5.石川俊輝

いるとものすご〜く有難いし、いないとものすご〜く困る存在なのだが、レギュラーになりきれてはいない。個人的にはボール保持と運動量を求められる霜田サッカーにはピッタリの人材だと思うのですがいかがでしょうか、偉い人。

7.三門雄大

やっぱり今季もすげぇ走らされている。今年で35歳なんだぞ。巨人の陽岱鋼と同学年なんだぞ。もっといたわらんかい。今季も色々あって主将の座に返り咲いた。帝政と共和政を繰り返す19世紀前半のフランスのようですね。アンシャン・レジーム！レタ・セ・モア！

9.菊地俊介

負傷&負傷により、まだ殆ど試合に出ていない。後半戦はいっぱい試合に出られるといいですね(小並感)。

10.黒川淳史

海外移籍が破談になり大宮に残ってくれたのは良いものの、今季は本当に点がとれずにかなり苦しんだ。シュート以外のプレーは高いレベルであり、何故点が入らないのか、メンタルの問題なのか、家が心霊物件なのか、北枕で寝ているからなのか、などと様々な憶測が飛び交った。今季初得点となった山口戦以降、4試合3得点とようやくエンジンが温まってきており、霜田体制下での恩恵を受けている選手の1人と言える。馬渡同様全試合出場中。

11.奥抜侃志

この頃流行りのサイレント負傷離脱を決め、浦島状態に。君がいない間に降格圏に落ちたし監督も交代したよ。もう俺には開幕2試合に出てた時の記憶なんかない。この中断期間中にどれだけフィットできるかが鍵。

15.大山啓輔

岩瀬さんのクビがスッ飛んだあたりから試合に多く出場し始めてきた。霜田体制下で輝けると信じているので輝いて欲しい。ここ2年はレギュラーに定着出来ずにいたので、ここらで玉座に帰還したいところ。

22.翁長聖

3バックから4バックに変わった今季は、台所事情によりSBを主戦場に21試合出場。正直なところ｢SBの選手ではなくない？｣と思っている。霜田監督のサッカーではSBの継続的な攻撃参加が求められているので、上手くフィット出来そう。

26.小島幹敏

今季もコンスタントに出場し続けている。やはり運動量・展開力は流石であり、なんだかんだチームに欠かせない選手の1人である。松本のいいお手本になりそう。

37.松田詠太郎

霜田体制下での恩恵を最も受けている選手の1人。得意なプレーは｢幅とる、縦に突っ込む、クロスをあげる｣。マリノスで試合に出ていただけの事はあり、推進力は流石である。ただ、プレーの選択肢が少ないので殻を破って欲しい。奥抜・髙田が復帰する後半戦でも定位置を確保できるか。

41.小野雅史

MFと呼ばれるところは大体やっている。最近ではWGもやっている。ユーティリティさと高い技術・献身性により多くの出場機会を得ている。今季は既に3得点を挙げており、昨季の3得点という数字に並んでいるが、まだまだ結果を追い求めていきたいところ。

48.柴山昌也

計算外。そこそこやるだろうなとは思ってはいたが、まさかここまでとは。開幕戦から得点を挙げ、途中出場をメインに18試合出場。精度の高いドリブル・クロスが持ち味であり、プレーの幅も広い。まさに大宮のメッシ。小さな巨人。もっとスタメンで見たい！！！な！！！

FW

17.ネルミンハスキッチ

現在4得点でチーム得点王。｢チーム得点王が4得点ってのはどうなのよ｣というツッコミは禁止です。霜田体制下では出番が激減しているが、短い時間でもどんどんアピールしていって欲しい。

18.髙田颯也

見てない。後半戦はがんばれ。

19.イバ

霜田体制下での恩恵を最も受けている選手の1人。高さ is 正義。強さ is 正義。霜田監督就任以降、6試合3得点とノリにノっている。2017年J2得点王の名は伊達じゃない。

23.矢島輝一

高身長ロマン系FW。現在は負傷離脱中ということもあり、思うように出場時間を伸ばせていない。離脱している間にCFの数が2枚から1枚に変わったので、競争はさらに激化している。

27.中野誠也

今季のエース候補として獲得したが13試合2得点といまひとつ。現在は負傷離脱中(多いな)。前評判通り裏への抜け出しが非常に上手い。それに加え、少し低めの位置でボールを触らせても面白いプレーができる。顔もプレースタイルも香川真司っぽい。霜田体制下ではトップ下か左WGでの起用を予想。

30.藤沼拓夢

見てない。がんばれ。今夏に移籍しそうだなと思っている。

34.佐相壱明

開幕スタメンを飾ったはいいものの、出場試合数は3試合。素晴らしいアジリティを持ってはいるが、高校サッカーを沸かせたFWとしてはもう少し結果に直結する仕事が欲しいところ。今夏に期限付き移籍しそうだなと思っている。長野とか。

49.大澤朋也

予想外その2。第4節の相模原戦でデビューを飾ると、第5節の長崎戦で抜け目なく得点を挙げ、クラブ最年少得点記録を更新。霜田体制下では1トップにある程度の高さ・強さが求められているので、出場機会をあまり得られなさそう。素晴らしいポテンシャルを持っているのは確かなので、少し攻めた人事をするのであれば期限付き移籍で修行に出すのもアリかなと思う。

監督

岩瀬健

育成年代の指導において高い評価を受けていた指導者であったが大爆死。パッと光って咲いた花火を見てしまった。まぁ…なんていうか……こう……人には適材適所ってもんがあるんだなと思いました(オブラートに包んだ表現)。まだまだ全然若いので、またどこかで頑張っていただきたい。ボンボヤージュ。

佐々木則夫

前任者の大爆死を受け、後任探しまでのリリーフ登板。一時期は｢トータルアドバイザー兼VENTUS総監督兼大宮アルディージャ暫定監督｣という独裁国家の主席くらい肩書きがあった。ネプリーグの原田泰造よろしく｢俺に、任せとけ〜！！｣と言ったはいいものの、特に結果を出した訳でもなかった。テンション高く公式戦3連敗しただけだった。まぁ佐々木さんはビタイチ悪くないので気にしないでください。

霜田正浩

就任以降は1勝1敗4分と勝ててはいないものの、勝点を積み上げてはいる。少なくとも岩瀬体制よりは全然マシ。レノファ山口時代同様、攻撃的なサッカーを志向している。課題は勝ちきれないことであり、後半戦はいかに勝点1を3に変えていけるかが鍵を握っている。