よく頑張って生きましたよね。
今年は暑すぎて彼岸花が咲かないと言う。
確かに、毎年、お彼岸になると忘れずに咲くうちの庭の彼岸花は今年まだ咲いていない。
三連休のはじめに義理実家のお墓参りに行きました。
県内にあるお墓と、山を越えて徳島のお墓へ。
その途中の田んぼや道の脇には、彼岸花も秋桜もたくさん咲いていました。
やはり少し気温が低いからかもしれません。
走ってる車からはうまく撮れなくて写真はないのだけど、墓地の車を止めたそばに咲いていた彼岸花を撮りました。
いつもは、私たち夫婦と義理の両親と4人でお墓参りに行くのですが、義母を迎えに行った時には義父はすでに畑に行ってました。
栗拾いに行ったのです。
義父は、毎年、栗の季節になると、畑の栗拾いに夢中になります。
普段は杖を持って歩いてるし、義母は働き者だけど、義父はのんびりするのが好きな人。
果樹を育てるのは好きなんだと思うけど、
自ら積極的に、1人でも畑へ向かうのは栗の時期のみ。
去年は畑の周りにイノシシ避けの柵をつけたので、大豊作だったと喜んでましたが、今年はなんと、お猿に全部持っていかれてるのだそう。
少し前からお猿が畑の野菜を持って行くと言ってたのですが、
近所の人が義父の畑の栗の木の上にお猿がたくさんいて、木をゆすって栗を落としてるのを見たのだそうです。
お猿が相手だと柵も役に立ちません。
もう諦めるしかないのでは?と思うけど、
義父は、お猿にとられる前に少しでも栗を拾っておきたいらしく、お墓参りに行って美味しいものをお昼に食べるのを楽しみにしていたけど、急遽、畑へ向かったらしいのです。
なぜ栗に対してだけ、そこまで情熱が湧き出るのかわかりませんし、遭遇したらどうするのか、心配もありますが、
よっぽど好きなんでしょう。
ひとりで栗拾いに行く気力があるうちは元気なのだろうし、栗拾いが生きるパワーを湧き出させてくれてるのかもしれません。
それにしても、お猿が山からどんどん降りてきて困ったものです。
畑を荒らされる人の身になるとがっかり肩を落としたくなるし、悩みの種です。
それでもお猿さんたちも生きるために必死なわけで、根本的な解決を考えないといけないと思います。
三連休の間に雨も降って、昨日くらいから急に涼しくなりました。
今朝は夏布団だと肌寒いくらいで、起きてからも長袖の羽織るものを引っ張り出しました。
うちの猫はエアコンがあまり好きじゃないようで、夏の昼間はエアコンをつけてない部屋の、家具と壁の間とか、部屋の隅で寝る事が多くて、そこが暑くも寒くもなく、うちの猫にとっての適温なんだと思うのですが、それでも夏の間はぐったりしていました。
昨日と今日は、縁側で寝ていて、ようやく過ごしやすい季節になったのだと嬉しくなりました。
これから縁側での日向ぼっこが気持ちいい季節になっていくのが楽しみです。
それにしても、今年の夏は、よく頑張りましたよね。
人間も、だけど、動物も植物も。
よく頑張って毎日生きましたよね。
畑の虫たちも、これまで見たことないくらい活動的で、生きるために必死でした。
地球も、同じように必死に生きてるってことかなと思うことがあります。
どうか、穏やかに緩やかに小出しにと、願うばかりです。