快楽の断末魔~ドンキ-コング~【レトロゲーム配信#11】

私が使っている

スマホはiPhone

パソコンはWindows


その間で動画を移動させる方法として

「iCloud Drive」と「iTunes」を

活用することに決めた。


まずはスマホでカット

必要なシーンとそうでないシーンの選別だ。


連日、撮りためているスーファミの

ドンキーコングの動画が溢れている。


このゲームは

私がまだ十代(ティーン)だった頃

没頭していたものだ。


横スクロールの画面展開で

だいたいの敵はジャンプして踏みつければ

やっつけれる簡単なものだ。


さっそく動画を見る。


ネズミの敵が向かってくる

踏みつける


またネズミが来る

踏みつける


これの繰り返し。


無駄な動きなく進めるので

カットするところもないだろう。


強いて言えば

踏みつけた時

妙にカン高くSEXYに鳴くネズミ(♀)の声が

無駄なクオリティだろう。


次々とステージをクリアしていく。

特に見どころもないので

ただただ、視界にプレイ動画を入れるだけの

面白味のない時間が続いていた。



その時だった。

私は、自分自身の

自我が崩壊しかねない とんでもない映像を目にした。



私が操作しているドンキーが

ネズミ(♀)から逃げ回っていたのである。



挑まれた雌に背を向けて

震えながら逃げる猿など

生物史 始まって以来の劣等種!!



こんなはずではない。。

現役でプレイしていた時は

もっと戦っていた。


もっと勇敢であった。


私は戦士(ウォーリア)だった!!



およそ人体が

絶命だけを免れるギリギリの屈辱を受けても

立ち直ることができたのは

そう強く思えたからである。


それ以降

自信を取り戻した私は

カットにつぐカットを続けた。


いったい

幾つの時を刻んだだろうか。。

いったい

幾つの犠牲を払っただろうか。。



そして、、


日に30時間のカットという

矛盾のみを条件に

存在する動画が誕生したのだ!!


ドンキーコング

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