なんのために「やらない」を選んだのか

前回の話とつながるのですが、

実行委員を決める際に必ず起きることがあります。

実行委員に立候補する子が出てこない問題です。

そうならないために、というより、自分から行動することに価値を見いだせるように学級経営を進めていくのですが、私自身もこの壁にぶつかることがあります。

その度に悩みますし、自分の学級経営を見直します。

みなさんは子どもたちにどんな声をかけますか。

私は、立候補がたくさん出てきて決まったとき必ず目を向ける子たちがいます。

立候補しなかった子たちです。

自信がない子。他人事になっている子。価値を感じていない子。

その理由は、様々かもしれません。

ですが、立候補がいて決まったとしても、立候補しなかった子たちを放っておいては、その子たちにどんな学びが、価値があったのでしょうか。

だから、私は問うのです。

なんのために「やらない」を選んだのか。

立候補しなかったとしても、本当は自分で決めたはずです。

しかし、そうではない。

強い意志で「やらない」を選択したのではなく、決断を任せているのです。

それでは、次につながらない。

だから、立候補をしなかった子たちにも声をかけ、成長につながるように励ましていくのです。

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