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食事がさらに美味しくなる「錫(すず)」の魅力
みなさんこんにちは!
しずおか鋳物の会社、「栗田産業(KURITA)」です。
わたしたちがつくる「重太郎(JUTARO)」の鋳物製品は、その商品特性に合わせた素材を使っているのですが、なかでもいちばん多く使用しているのが、「錫(すず)」です。
「錫ってどんな金属ですか?」
「扱いって難しい?」etc.
ショールームでも質問をお受けすることがありますので、今回はその特徴についてご紹介します!
錫(すず)って?
白銀色をした金属の仲間(元素記号「Sn」)。
鉄などと比べると柔らかく、金属の溶ける「融点」も比較的低いのが特徴。毒性もないため、扱いやすい金属として、1000年以上も前から人々に親しまれています。
水で錆びることはなく、それどころか、イオン効果により、水を軟質化する効果があるといわれています。水も腐りにくく、江戸時代には「水がめ」に錫を入れていたという話もあるほど。この効果により、注いだ飲みものがマイルドになるということで、酒器などで広く利用されるようになりました。
酸化による変色はあるものの、そのスピードは遅いとされています。使い込むことで、より味わい深い色や質感へと変化。長い年月を経て、器を"育てていく"楽しみがあるといえますね。
錫(すず)の魅力
日本酒など、酒の雑味が取れて美味しく
お茶などの飲みものもまろやかなテイストへ
水が腐りにくいので、花瓶として使用すると花が長持ちに
熱伝導率が高いので、器を冷やさずともドリンクがすぐに冷える
錫(すず)の注意点
柔らかい金属のため、落下など強い衝撃に弱い
熱を伝えやすい金属のため、温かい飲みものに不向き
直火不可
いかがでしょうか。
錫製品を使うことで、食事もより一層美味しくいただけるはず。
実際ショールームで、錫器をつかってお茶をお出しすると、その味の違いに驚かれる方も多いんですよ。
上記の注意点に気をつけながら、丁寧に扱っていただくことで、一生ものの器として使用することができます。
サステナブルな器・錫。
ぜひその魅力を体感してみてくださいね。
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