ふと、目についたこと。

今日電車に乗っている、本を読んでいるオジさんがいた。

それ自体は別によく見る光景なんだけど、そのオジさんはそこそこ分厚い5冊の本を裸で持っていて、袋やカバン等何も持っていなかった。

本に印鑑みたいなのが押してあったから、図書館で借りてきた本だと私は推測している。

元々は本を借りる予定なんてなくて、衝動的に本を借りてきたのだろうか?

それにしても、あまりのストロングスタイルに私は目を奪われた。

よく見ると、そのオジさんの靴下は左右で違っていた。

たったそれだけのことだけど、今日1日の中で1番印象に残ったのはそのオジさんだ。

世の中というのは、私が見ているよりも遥かに大きく、広い。

ものの数分同じ車両に乗り合わせたオジさんは、私にそう教えてくれている気がした。



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