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小さな火種という話

賛否両論は今日もどこかで巻き起こっている。

それ自体はどうしようもないことだ。

右といえば左という人が出てくるのは当然だし、全員が同じ方向を見ているとそれはそれで危険だから。

けれども、自分と違う方向を向いている人の全てを否定するのは、もっと危険なことだと思う。

それはいらぬ火種にしかならないからだ。

これは全肯定人間にも同じことが言える。

最初は小さな火種でも、数が集まりゃ大きな火になる。

塵も積もればなんとやらってやつだ。

最終的には第三者の人達も巻き込んで、やりあって残ったのは焼け野原なんてこともあり得る。

気をつけようなんて至るところで言われてて、それでも結局は変わらない現状が続いてるから、せめて自分に火が飛んでこないことを願うばかりである。





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