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一握りという話

未だに不思議とあることなんだけど、テレビとかで無休で働いた話を美談として紹介してたりすることがある。

もちろん無休で働くほどのバイタリティは凄いものだろう。

でも、それは誰にでも当てはまるものではない。

無休で働いて成功した影には、無休で働いても成功しない者、成功はしたものの身体を壊してしまうもの。

そういった無数の失敗の中で数少ない成功例なのだ。

子どもがアイドルやYouTuberになりたいって言ったときに、親は夢を見るんじゃない、成功するのは一握りなんだって言うのと同じこと。

無休で身体を壊すことなく、成功して美談として語れる人間も一握りなんだ。

そこに目をつぶって話すから余計に子どもだって言うことを聞かないし、社会に出て働くことに格好良さを感じれないのは当然の事のように思える。

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