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花粉、雨、まん防止解除、夜に酒を飲みに出歩くことが楽しみになってしまってそれが良いのか悪いのか。

1:同志少女よ、敵を撃て

いつからか、書籍のジャケットがアニメ風味を持つようになることが増えた。確かにその方が色んな人の目には留まりやすい。でもその逆もある。個人的にはその逆を感じて手が伸びてこなかったが、ここ最近見続けているテレビ東京ワールドポリティクスでも参考文献として出てきたということで、手に取った。スナイパーモノでもあり、ロシアの地政学、歴史的背景を学べるというところもあり、好きな要素とあまり手が出づらい要素とがいい感じでミックスされているのが個人的には嬉しい。戦闘描写もテンポが良い。さりげなく配された伏線と、その回収、ラストに向けての怒涛の展開ととにかく読んでいてあっという間だった。今の所2022年の暫定ベストの書籍。特性的にアニメ化されてもおかしくなさそうではあるけど、是非このまま書籍のまま据え置いてもらいたい。それぐらい完成されている。

余談として、手に取ったきっかけのワールドポリティクスがウクライナ戦争の文脈で伝説のスナイパー、シモヘイヘを特集していた。第二次大戦とスナイパーの文脈、こういうところで繋がるのか、と変な納得をした。

※書籍の中で伝説のスナイパーとして出てきたリュドミラパブリチェンコもここで紹介されており、実在する人物であることをここで初めて知った。しかも映画化までされているので、見る楽しみができた。

2:秀和レジデンス図鑑

この1年ほど家を購入しようかと思い、色々と物件を見ている。広さはそこそこでいいので、都心にアクセスが良く、猫と一緒に暮らせることが条件。あとは欲を言えば寝室を分けたい。そうなると、1LDK  以上が最低条件となるし、逆にいうとそれより間取りが広がるともはや手出しが難しい。しかし築年数を多少妥協すればその条件も緩和する。ということで割と昔からぼんやりと憧れを抱いていた秀和レジデンスなんてどうなんだろう、と思っていたところでたまたま本屋で見つけて購入した。中身は秀和レジデンスの特徴について細かくまとめたものだが、数名の居住者のインタビューという名目で簡単なルームツアーの記事が載っている。それが読みたかった。秀和レジデンスは平均して40年以上の築年数の物件が多数を占めるため、そのまま住むというより、リノベーションが前提になる。なんとなくそういうところも視野に入れて尊敬しているある先輩に価格感を訪ねたことがあるが、そういう金額を入れたとしても割と手が届きやすいことがぼんやりとわかった。ただ秀和レジデンスはペット可の物件が限られているのが難点。しかし秀和レジデンス×リノベーションという選択肢は今かなり魅力的に感じている。なお最寄りの秀和レジデンスは北朝鮮と呼ばれていた。

3:ハリウッドを斬る〜映画あるある大集合〜

映画あるあるをハリウッドの関係者が自虐的に紹介していく番組。いろんなあるあるがあったけど、葬儀を主人公が遠くから見がち、とか夢を語ったら死ぬとか、なんとなくフォーマット化している様々なあるあるをあらためて深ぼっていくというある種の自虐が面白かった。こういう作品でもやはり今はLGBTQ、人種の問題についてが出てくることはなかばお決まりになっており、この作品の中でも当然1つのテーマとして出てくる。テーマとして無視できないことは確かなんだけど、あまり語りすぎても嘘っぽくなってしまうのではないかな、と感じないこともない。テーマとして取り上げられるということは、意識を向ける行為ではあるけどあまりにやりすぎるとそれがまだまだ異質なものであるということの裏返しに取られてしまう可能性もあるから。現実的には確かにまだまだ異質であり、平準化に向けての道は果てしなく遠い。しかしこぞってテーマに上がるとそれが途端にただのポーズにしか見えなくなってくるのは単に僕が捻くれているだけなのか。薄っぺらく語るぐらいなら黙っておいた方がいい。というのは最近のさまざまな諸々を見ていて最近強く思うこと。

来週はスターリングラードとロシアンスナイパーを見ている予定。

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