見出し画像

吉祥寺は楽しい。その1

Hanakoでは街特集をよく作りました。そのときはその街に毎日毎日朝から晩までいて雰囲気をつかみます。(その後、会社へ戻って仕事をするから大変なんですが)その空気感は滞在しないと掴めません。行ってはい取材、という簡単な作り方では無いのが当時、爆発的に売れた理由だと思っています。その後の雑誌作りの基本になっています。そんな視点から書いてみようと思います。


緊急事態宣言で銀座や新宿、渋谷などの都心部から人がいなくなりました。じゃあどこへ行っているか、というと吉祥寺や下北沢なんです。自分たちが住んでいる街に買い物するならいいでしょう?と言わんばかりに住宅街にある街が以前からさらにパワーアップして人気になっています。

その代表格が「吉祥寺」

新宿からそこそこ乗るくせになぜかそこだけ別格な土地。(先にも書きましたが他にもそんな土地は代官山や下北沢、成城学園、二子玉川、代々木公園なんかがそれです)住宅地の街なのに遊びに行ける街。そこが居心地をよくしているんです。住んでいる人たちも納得できる店が多い、大都会の駅にありがちな「二度と来ない客だから適当にすればいい」が出来ない街なんです。

特に吉祥寺は東京でも古くからある街なので、昔からの住民が多く下手なことやると長老に怒られるっていうのもあって、チェーン店でさえヘコヘコと店を出している感じがいい。見守られてる感があって、吉祥寺の店なら安心、な気がします。ノスタルジックな街構えなのも地方からの人も安心でしょう。

吉祥寺ではいくつもおさえたい店があります。

メンチカツの「さとう」、もなかの「小ささ」、ここしかないケーキ屋「レモンドロップ」、本屋「ブックスルーエ」、餃子「みんみん」、、。

えーと、まだあったかも知れませんが思いつくままに描いてみました。メンチカツのさとうは知ってる人も多い、行列ができるメンチカツやさんですね。揚げたてを買えます。一つ220円。メンチカツには珍しいまん丸なんですが、かなりの大きさで肉ばかりが詰まってずっしり、1個で普通の女子はお腹いっぱい。街のど真ん中に行列があるからすぐにわかります。これ、好き嫌いがあってステーキ食べる感覚なので中が生っぽいので驚く人も多いかも知れません。それだけいいお肉使ってるんですよ。裏にはこのさとうが経営してるステーキ屋さんがありますが、ステーキ15000円のメニューが普通にあって肉には自信持ってるお店なんで、その切れ端使っているんです。それを理解して並ばないと、価値がわからないかもです。

もなかの小ざさ。5つ390円が一番小さい袋入り。一個70円くらいです。安い〜。最中、パサパサしててあんまり食べないな、って人に食べて欲しいです。全然パサパサしてないのですよ。あんこがめちゃくちゃ美味しい、粒がしっかりしていていいアズキだって一口目でわかります。最中の概念が変わります。それでこの値段ですからね。ちょっと前までは朝早くから大行列でした。今も夕方には売り切れてさくっと閉めてますからお早めに。

どちらもすごくいいものを安く売っているんですが、どちらも品がいい。まるで吉祥寺という街を象徴しているような二つなんです。吉祥寺に遊びに行こうという人はまずこれをゲットしてください。

また次に続きます。


画像1

画像2

↑メンチカツと小ざさの最中です〜



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?