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Tシャツを見せるために胸をちょっと張ってニョキニョキと現れる

 ぼーっと起きた朝。睡眠アプリを見直してみると、ここ数ヶ月以上(もしかしてずっとかな)深い睡眠が赤の警告マークが出ている。睡眠時間に対して深い睡眠時間がどうやら短いらしい。

 もしかして枕が良くないのかも?と思いながら週末は枕を探そうと考える。

 他に何か良い手はないか考えよう。そう思いながら、ふとちゃんと枕を探したことがないな、と思い当たる。少しはそんな気持ちもあったような気もするけれど、その時は寝たらぐっすり寝れる若き頃だったので、あまり高い枕を買ってもわからなかったと思う。つくづく損をしている性格だなと思った。

 化粧品に対してもそうだった。20代の頃に化粧品にハマった時は、やれハリがある肌だ、角質が、というところに目がいっていた。ご飯代を節約して5000円以上する化粧水やクリームにお金をかけていた。今はあまり気にしなくて「とにかくビタミンCでしょう」くらいだ。

 今こそハリ対策でしょうよ。と思うけど、なんだか億劫で手が出ない。化粧品に対して憧れと尊敬は持っているけど、本が10冊買えるなーと比べている時点で私には今必要ではないのかもと思い至った。興味が移ったのだろう。再び気になるようになるのはいつだろうか。できたらシミの対策くらいはしたいが、ピッとブラウザを開いても指が調べてくれない。


 お昼はバタバタ慌しかった。13時から塾なので12時半には家を出たい息子と12時までオンライン会議が入っていて準備ができない私。30分でご飯を作って食べるのは無理では?と相談を息子に持ちかけたが「外に買い物行くのは〜〜〜無理かな」と躊躇していたので、ちょうど届いたパルシステムのセットにあったうどんセットを使うことで合意した。先週頼んだ私、えらいぞ。アイス食べていいよ。

 無理です発言をした息子は、どうやら以前1人でマックに買い物に行って、カゴにハンバーガーなどを入れて漕いだときに飲み物がバァッとビニール袋の中に溢れてハンバーガーがドリンクまみれになってしまったのがトラウマになっているらしい。

 自転車のハンドルに引っ掛ければいいのでは?というアドバイスをしたのだけど、まだ心の傷は癒えていないらしい。あと1ヶ月くらいしたら癒えるのかな。そしたらまたお願いしてみよう。もう夏休み終わっちゃっているけど。


 慌ただしくご飯の準備ができたので、将棋チャンネル(王位戦が開催されているのだ!)を見ながら悠々とご飯。うどんだからすぐ食べ終わるので、よかった。午後からの対局の動きが気になるね、どうなるんだろうね、とうるさいほど私が喋り見送りの準備をする。

 天気がうるさいくらい晴れていて、自転車で向かう息子が眩しそうにして出掛けて行った。昼からも暑くなりそうだ。


 夜は私の実家とLINE電話。お気に入りのTシャツを着た息子は、さりげなくシャツをアピールするように胸をちょっと張ってニョキニョキと現れて、ドヤッとするんだけど祖父祖母に全くシャツに気づいてもらえず、2回くらい胸を張っていたのだけど、諦めてしょんぼりしながらどこかへ行ってしまった。

 かわいい。祖父祖母はアピールだけじゃ気づいてくれないんだよなぁ。私は三人姉妹だったから、さりげなくアピールすると全然気づいてもらえないことを身をもって知っていたのだった。ちゃんと「私の話を聞いてくれ!」という感じで言わないと全く気づいてもらえないんだよー。あとで教えてあげよう。

 話の流れで私が自分の年齢を1年若く勘違いしていたことが発覚。なんか一気に1年年齢を重ねた気分で、非常に疲れが出てきた。おかしいな、どこで私は年齢を間違えて半年過ごしてきたのか。

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