夏のおわりの最後の日
5時半に目覚めた。エアコンがついている。この時期はタイマーをつけて明け方にはエアコンが切れるようにしているのだけど、うっかりタイマーをつけ忘れて眠ってしまったようだ。
ああ、電気代がもったいないなと思う。
足元を見ると、いつも汗がうっすら浮かび上がっている子供がスヤスヤと寝ていた。つけっぱなしで寝るのもいいかもしれないと思い直す。
子供はいつも猫のように足元で寝ている。普通に寝ても最終的に足元にゴロゴロと転がっている。物心ついた時からずっとそうだ。
小さいうちは良かったんだけど、もうガタイも良くなってきた小学生。びよーんと伸びていると足元のエリアをだいぶん占領していて、私は毎日丸まって隅っこで寝ている。
以前私と子供が寝ている様子を夫がカメラにおさめてて見せてくれたのだけど、私はすごく窮屈そうな格好をして寝ていた。とっても寝るのが大変そう。全然覚えていないが、その様子を見て「よく寝れてるなぁ、そんな格好で」と思った。自分のことなのに。
子供はすくすくと身長が伸びているけれど、次の健康診断で丸まって寝ている私の身長が縮んでいたらどうしよう、と一人で心配する。私だけの切実な悩みだ。
今日のお昼もうどん。夏休み最後の日にうどん。まあ、それもアリだよねということで、今日も卵を温かいうどんに落としてもしゃもしゃと食す。
外はとてもあついのに、家から一歩も出ない信条で過ごしている私たちは外の暑さもなんのそので、うどんのつゆもほとんど飲み干してしまった。
仕事が立て込んでいたので、ご飯を食べたらすぐに仕事に取り掛かる。子供も勉強に向かう。
それでもおやつは欠かせないので、タイミングよくリビングに降りると冷凍庫をガサガサと漁っている子供を発見した。残り少ないパルムの季節限定味がまだ残っていることに安堵(残り1つでした)し、お芋の味を堪能する。うまうま。次にスーパーに行ったら絶対買おうと心に決めた。
子供は今日もカルピスの原液を濃いめに注いだ”カルピスしゅわしゅわ(炭酸水)”を優雅に飲んでいた。パルムの美味しさをその濃度で打ち消していないか心配になる。
すごい勢いで子供の口の中にアイスが吸い込まれていくのを見ながらおやつを食べ、アイスコーヒーを注ぐ。夕方までのエンジンが欲しい。
結局夜もバタバタしていたので、慌ててお米だけ炊いておいた。スマホで夫に帰りがけに何かお惣菜を買ってきてもらうようにお願いする。
テレワークでも忙しい時はご飯を作れないものだ。そういう時は腹を括って諦める。しょうがない。けれどもお米だけはしっかりと用意しておいて、なるべく食費がかからないようにしたいとは考えている。ささやかな抵抗だ。
帰宅した夫からお惣菜を受け取り食卓に並べた。お惣菜とご飯を三人で食べて、再び子供は勉強へ。私は仕事に関連するような勉強会、夫は片付け。
平日の何でもない日はあっさりだ。それぞれにやることをやり、やるべきことを終わらせ、1日を回す。
気づいたらすっかり就寝時間となり、夏休み最後の日が終わろうとしている。始業式の準備はちゃんとできているのかを確認していないが、多分大丈夫だろう。
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