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ギプス嵌め平気で笑ひ 風光る

 小学校があり、脇に大きな公園がある…、空襲の焼け跡地であることが多いそうです。NHK朝ドラも、どんなに剽軽にしても、戦争は重たいですね。今はコロナ禍で、ある意味全世界でコロナと戦っているとも言えますので、これを機会に、互いの争いは止めて、コロナを克服しようではありませんか。といっても、我々一般人は、マスクして、手を洗うことぐらいなのかしらね。他には免疫力アップのために、適度な運動、深呼吸、日光浴、ストレス解消。かな…。
 色んな場所で懸垂か斜め懸垂が出来るように、自宅からなら此処、とか、買い物ついでにあそこで。とか、ランニングの真ん中であの公園でぶら下がろう、とか…。会社に出た時の昼休みなら何処ドコで、とか。(こう書くとどんなマッチョか?と思われるかもしれませんが、10回を手の幅や持ち方を変えて4種やるだけです。そして、相変わらず体脂肪24%。25%以上は肥満ですよね…泣。)
買い物の前に懸垂でもしようと思い立ち、本所の公園に行ったのですが、斜め懸垂を終え、平行棒みたいな遊具で、膝上げ腹筋をしていたら、男の子が来て、遊び始めました。友達が来て、その子にもやろうよと言うのですが、友達は左手首にギプスが嵌っていました。それでもやろうとして、
「これだから無理だよ。」
と言い訳。というか、当たり前ですね。私も「無理しないほうが良いよ。」と言いました。ギプスの子は私の声掛けに反応してはいましたが、あまり聞きたくない顔つきの、少々神経質で、負けん気のある、そんな少年でした。先に来た子は平行棒に両脇をかけて、両足も引っ掛けてせり上がって遊んでいますが、悔しいギプスの子が取った作戦が「金〇&肛×〇コチョコチョ」攻撃。まさに絶体絶命の必殺技で、一発でヘニャヘナニャになって遊ぶのを止め、笑いながら二人で別のところに走って行きました。ギプスの子の攻撃も罪がないし、コチョコチョされた男の子の笑いながらの逃げの一手の「平和主義」、非抵抗な感じも非常に好ましく思えたのでした。笑っておればなんとかなる。笑ってしまっている私が残されていました。

太陽に微笑み返し 紫木蓮 寅遍

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