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〜To you To you〜

忘れてしまうなんてできない
どれだけの朝を迎え 夜を超え
日々に転がる あなたの欠片が
あなたを 忘れさせてくれない

あなたに あなたへ
互いの声なき声が宙を舞う

好きな物はなんですか?
好きな色は?季節は?
そんな他愛の無い話がしたいです
まだ、知らない事だらけなんです
気がつくとあなたのことばかり考えます
この気持ちの名前も教えて欲しいです

何度も忘れようとした
自分には資格がない
胸の奥へしまい 鍵をかけた
きっとあなたが忘れてくれると

違う誰かになろうとして
過去に仮面をかけた

あなたの名前と同じ色の花が
風に靡き揺れている
それだけで目頭が窄む
背けた数 眠れぬ夜を過ごす
遠い 遠くの空に微かな期待を込めて
どうか元気で居て欲しいと願う

本当は怖かった
あなたに会うのが
「どこかおかしい所は?」
「どんな顔をすればいい?」
全部、言い訳だった
ひと目あなたを映すこの瞳
もう、何も見えやしない

言葉はもういらないね
あなたの表情ひとつで
全部、伝わってしまうね
会いたかった ただそれだけだった
この気持ちの名前も分かったんです
でも今はただあなたの腕の中で

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