祝!2021年!
あけましておめでとうございます。2021年が始まりましたね。新年早々、緊急事態宣言が出てしまい、お祝いムードもかき消されてしまう勢いですが、我が家はそんなのに負けずに元気一杯です!
2020年の始まりはまだNYでもうすぐ日本に帰るんだっていう時期でした。もう一年経ってしまいました。でもNYにいた日々が夢物語のような不思議な感覚です。
私は食べることが大好きなので『おせち』も毎年欠かさず味わっています。結婚してからは自分で作っています。もう9、10回目かな?NYのような大都会にはありがたいことに日系のスーパーが何軒もあったのでおせちは手に入りました。でも高いし、種類が少なくて、かなりの贅沢品。だから材料を買って自分で作ることにたどり着いたのです。日本にいた頃は大晦日はおせち作りなんてせずに父と一緒に大掃除担当になり、終わったか終わってないかくらいの昼間からプシュ〜っとビールを開けて飲んだくれている私でした。でも食い意地が勝り、長年のアメリカ生活でどうしても3が日おせちを堪能したかった私は自力で料理することになったのです。あと、海外生活が長いと日本の文化が愛おしく感じるもので、あのまま日本にい続けたらおせちを始め、日本の文化のありがたみや美しさに気づかなかったかもしれませんね。
それではこの機会に歴代の久里子おせちを振り返ってみましょう!(自分の記録用?)これが第一弾!伊達巻、かまぼこ、栗きんとん、黒豆は出来合いのものを買ったようですね。材料は『手に入るもの』を使うので津川家秘伝のレシピは完全に無視。こんな感じでいいのかな?めでたい気分が味わえれば。というコンセプトから下に見えるのはビックリお赤飯!!
次の年はパワーアップ!この栗きんとんの色からして、自作になった様子。そういえば、田作りなんてあったよね?と思い出したのか、田作りが追加され、何か肉っぽいものが増えましたね。高野豆腐も!錦卵は存在すら知らなかったのですが、どこかのレシピで見て「これも追加できる!」と思ってから我が家のレギュラーに。子供が生まれて間もなかったのに手作りを頑張ったほどの食い意地は我ながらあっぱれ。
その次の年は隙間が気になるところですが、お雑煮が!浮いている謎の緑はフリーズドライの三つ葉。試行錯誤していましたね。しわくちゃ感を見ると黒豆は手作りになったみたい。かまぼこは紅白を意識して並べるようになりました。筑前煮もチラリと見えますね。
1歳の娘も日本の甘じょっぱいご馳走に夢中。錦卵に青のりを振っておめかしさせたけど、やっぱりこの年だけで終わりました。シンプルが一番だね。奥に隠れた不恰好な伊達巻を見ると、この年から伊達巻は手作りに。
翌年は数の子が初登場!でも塩の抜き方に失敗してものすごく塩辛いものに。見栄えだけはいい感じ?昆布巻きも干ぴょうが見つからなかったし、面倒だったから買うことに。でもお正月用のは高いので普段用の昆布巻きで代用。コストを三分の一くらいに削減。ちなみにかまぼこも正月用のパッケージが付いていない普段用のものを使い、コスト削減。しかも量も多いしね。この年から阿部家でお正月の定番だったスモークサーモンのマリネをメニューに追加。酢蓮根も花形にしておめかし。
もうどの年も変わらなくて記事を書いているのは自己満足の域に達してきてしまいましたが、お雑煮にかわいい麩が入るように。より正月らしくなってきましたね。それにしても誰がこんなに食べるんだってくらいのかまぼこの量(笑)とりあえずたくさん詰め込んで豪華さは出ましたね。この頃、第二子もお正月に参戦するように。親の思いが伝わるのか、子供たち二人ともおせち大好き。
翌年のおせち。安定感が出てきました。鴨スモークは美味しいので近所のファーマーズマーケットのダックファーマーのものを奮発して。この頃、クイーンズからブルックリンに引っ越したので、ロシア系移民が多い地域だったのでイクラが手頃な価格で手に入りました。豪華な見た目に。同じNYでも住むところによっておせちの中身も変わるんですね。
NY最後になった記念すべきおせち。焦げちゃった伊達巻はご愛嬌。手作りNYおせちもだいぶ貫禄が出てきました。おせちを友人たちや恩師に持って行ったりしてみんなで楽しんできました。たくさんの方に喜んでもらえて嬉しかったです。みんなで食べてもたくさん作ったので3日ほどお腹いっぱいおせちを楽しめたNYのお正月でした。工夫次第で色々できるものですね。「Happy new year!」とカウントダウンと同時に花吹雪が散った瞬間からみんなのホリデームードもそれと同時に散っていくというのか、1月2日から容赦なく平日なアメリカ。いろんな宗教を受け入れてくれるNYの恩恵にあやかって(?)せめて3が日をお休みにさせてもらった阿部家でした。
長々とお付き合いありがとうございました。今年のおせちです。バタバタしていて一部だけしか写ってませんが、これプラス筑前煮など作ったかと思われます。憧れていたおせち作りに必要な材料が所狭しと並ぶスーパーに目がランランとなりました。材料は帰国してからお世話になっている『生活クラブ』からゲット。素材の良さを生かした夢のようなおせち。材料がいいから美味しいのも当たり前。今回はエビを入れてみました。それにクチナシ。クチナシのみを入れるとサツマイモの色が鮮やかになるのです。栗きんとんの色が念願の黄金色に。これで今年の金運は大幅にアップ!今年はおせち作っている時も楽しかったな。
何より大きく変わったことは舌の肥えた家族に食べてもらうこと。体調を悪くした家族のためにおせちを持って行きました。そして津川家にも。
NY流の久里子おせちは予想以上に好評でホッとしました。何よりもたくさんの人たちに喜んでもらえるって嬉しいことですね。これからも磨きをかけていこうと思います。
小さな柚子が一つ$5(550円ほど)のNY。高価なものです。今年は両隣からたーくさんの柚子をいただき、庭になっている柚子をおすそ分けしただけなのに大げさに私が喜んでいるものだからご近所さんは不思議そうな顔をしていました。一つ$5の柚子の話をしたら「なんでそんな高いの買ったの?」ともっともな意見が帰ってきました。でもお正月をNYで味わえるというのは私たちにとって特別なことだったのです。とても大切なこと。子供達にとってもいい食育になったことでしょう。これからも毎年この伝統を大切にして行きたいと思います。
なんて食いしん坊なお正月の挨拶でした。
今年もよろしくお願いします。
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