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2022年8月 18きっぷで木曽福島へ

18きっぷが2回分残っている。これを使って木曽路へ行くことにした。

4回目のスタンプを柏駅でもらった。

柏から武蔵野線経由で高尾駅へ。いつもの高尾山方面へ行く時のルート。冷たいお茶を買って保温水筒に入れた。

高尾駅。特急あずさが通過していく。

甲府で乗り換え待ちの間に、ラーメンの昼メシ。

甲府駅ビル内の青葉。醤油ラーメン800円。

ラーメンを食べ終え、小淵沢行き鈍行に乗り込み、冷たいお茶を飲もうと思ったら、保温水筒がない。あれ、甲府駅で降りる時に上の棚からザックを下ろした際に抜け落ちたのかしら。いきなりついてないなあ。小淵沢では好接続で乗り換え。

高尾からの列車も、この列車も、残念ながらロングシート。

さらに塩尻で中津川行きに乗り換え。

やっとロングシートではない列車に乗ることができた。

中央西線に入ると、列車は山間を走り、木曽路へ来た、という感じがしてくる。ここへ来て、予報通り、ポツリポツリ雨が降り始めた。

漆器の店が見える。
薮原駅。

16時ちょっと前に木曽福島駅到着。駅前からタクシーで御料館へ。旧帝室林野局木曽支局庁舎は、車窓からも目立って見えた立派な洋館。

御料館は、実に風格ある建物。

入館無料。いいねえ。2階から見て回る。

支局長室。木曽の御料林の存在価値がいかに高いものであったか、この庁舎を見ればわかる。
標本展示室もあった。
森林鉄道が現役で活躍していた頃の写真。
明治時代に勧業博覧会に出すために作られた、木曽谷模型。

御料館の隣には興禅寺という立派なお寺があった。木曾義仲の墓があるというので、立ち寄ってみた。

興禅寺。アプローチもなかなか雰囲気がある。
手水鉢がオシャレ!
木曾義仲の墓。周りにはお墓がたくさん並んでいるが、お盆だから、きれいなお花で飾られて賑やかだった。
ギボウシが寺の門前に咲いていた。

駅に着いた時には、パラパラ降っていた雨も、幸いなことにあがってくれた。お寺から今夜の宿は近い。自由旅クラブ木曽三河屋、というのが今夜の宿。林業で栄えた木曽福島はビジネスニーズがあったようでかなりの数の旅館がある。宿は、要は三河屋だった。フロントで対応してくれたのは外国人スタッフ。浴衣からタオル類、歯ブラシなど、全て必要なものはセルフサービスでフロント向かいの棚から持っていく。これが、自由旅、なのかな?

最上階の広い和室。もちろん布団はあらかじめ敷いてある。
窓の外は木曽川と街並み。

朝食のみのプランにしてあるので、散歩がてら夕食をとりに出かける。川を渡り、坂道を上ると、上の段、という古い家並みが残るエリア。絵に描いたような宿場町。

映画のセットみたいな街並み。
こんな小径もいいねえ。
あちこちできれいな水が流れている。ただし、飲用ではないと注意書きされている。

さて、あらかじめ予習して目星をつけていたお店があったが、フロントのお姉さんもイチオシしてくれたので、迷わずその店へ向かうが、なんとお休み。お盆だからしょうがないか。第2候補の店へ向かおうと歩いていたら、営業中の店があったので入ってみた。これが、正解!

一番乗りの客になった。

まずは生ビールをもらい、一息。女将さんひとりで切り盛りする店かと思っていたら、大将が現れた。見るからに職人気質。モツ煮、白身魚と長芋の唐揚げを頼んだ。モツ煮は味噌味で優しい味わい。

この揚げ物もサクサクで大変美味しかった。
生ビールの後は地元の七笑の冷酒。すっきり旨い。

常連さんがやってきた。大将がカツオのたたきを勧めて、丸1本の美味そうなカツオを捌き始めた。相乗りして、こっちにもカツオたたきをお願いします、と。

カツオが見えないけど、とても美味しかった。美味しいと言うと、大将は、いやいや、藁で炙りたいんだけど、うちじゃできないからね、と謙遜してた。

1時間半ほど、寛いで過ごさせてもらうことができた。ご馳走さんでした。
宿に戻り、お風呂へ。こちらは温泉を引いている。風呂上がり、寝酒をと思い、自販機を見ると、井筒ワインがあるではないか。こりゃいい。明日は昼ごろまで雨が残るとの天気予報だが、早めにあがってくれないかな。

井筒ワインの白、350円。

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