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2023年3月5日 今年も秩父セツブンソウ詣で

日程:新座駅7:00→8:45龍勢会館→→→秘密の場所(セツブンソウ自生地)など→→→11:10天空のおやき11:20→→→12:20安田屋12:40→→→12:45矢尾百貨店13:00→→→JA荒川→→→13:50紺屋(昼食)15:10→→→18:10新座駅

メンバー:横井、秋田、長崎、渡部

長い間、毎年の花はじめは秩父へ3名で出かけていた。Nさんが亡くなって以来。今年は時々一緒に山へ出かけてきたナベちゃんが加わった。

新座駅集合は7時。柏駅で頑張って走り、1分乗り継ぎに成功、新松戸駅で武蔵野線に乗り継ぐと、やがて車窓に朝日が見えてきた。天気予報は曇りだったが、晴れている。

新座駅に自分の予定より早く着いたが、他のメンバーはすでに車に乗っていた。あちゃ。
今日は日曜なので渋滞を心配したが、全くつかえることなく秩父入りした。まずは龍勢会館へ。

フキノトウが並んではいたが、全部開いてしまっている。あとで寄るJA荒川に期待。
買ったのは干しシイタケのみ。
裏手のフクジュソウは、朝が早いので花がまだ開ききっていなかった。
秩父紅も同様。もう少し日が昇らないときちんと花は開かない。
梅の花はもうピークを過ぎた感じだった。
ヤギたちは元気そうだった。

さあ、お目当ての花を見に行こう。いつもの秘密の場所。今朝は他に車はない。あれ、セツブンソウが広がり始めていた左手の方は、一面にシイタケのホダ木が置かれている。えー、あれじゃあ花が気の毒。ま、土地のオーナーにとって、稼いでくれるシイタケを優先するのは当然か。

やや花盛りを過ぎた感じ。先週だったらまだフレッシュな勢いを少しは残していたかな。
シイタケのホダ木のあたり、しっかり隙間にセツブンソウが咲いていた。
ほう、花は花で頑張ってるんだ。いいぞ。

ここは日陰なので、1時間ほど夢中になって撮影していると、指先が冷たくなって凍えそうになってきた。花の写真は改めて別ページにて。
で、最近、定番になってきたもう1ヵ所の花見場所へ。

こちらはフクジュソウとセツブンソウが寄り添うように咲いてる場所もある。

最後は、イヌノフグリの咲く場所。花が2、3㎜くらいで、集中して探さないと見つからない。ちょっと遅かったかな。でもがんばって探すと、おお、一応、らしき花が見つかった。が、満開ではない。

目が慣れないと、目の前にあっても見つけられない。イヌノフグリは在来種。
よく見かけるオオイヌノフグリは外来種。
イヌノフグリの近くに、毎年、フキノトウが出ているが、今年はやはり出遅れた。
どれもすっかり開ききって、食べ頃をとっくに過ぎていた。

よーし、これで花探しは一通り無事に終了。さてこれからは、食べる、買う。まずは、天空のおやきへ。

天空のおやき、の駐車場の上に、皆野町営バスが駐まっていた。
このバスは皆野駅方面へ行く。
赤い幟を立てた天空のおやき。右手遠くには武甲山が見える。
店の近くには菜の花がいっぱい咲いていた。今年は雨が少なかったから背が低いそうだ。

先客2名がお帰りになった後、入れ代わりで入店。店の看板親子猫がいる。

椅子に寝ていたのは子猫の方。

さて、おやきを1個ずついただきましょう。今年80歳というおかあさんはまだまだ元気いっぱい。毎朝畑仕事をしてから、10時には店を開ける。休みはないようだ。だって、正月から来るお客さんがいるから休む訳にはいかないさ、だって。

おやきは1個150円。すぐに温めてくれる。
信州のおやきとは違って、回転焼きの皮みたいで、ほんのり甘い。具はシャクシ菜。
シャクシ菜は自分で作ってるからこの値段にできる、買って作ったらできないよと笑う。
2個300円のお土産ももちろん買う。
お茶と一緒に出してくれたのは、これまた自家製大根漬けと菜っ葉のゴマ和え。
大根漬けは甘さ塩分控えめで美味しい。1パック250円の土産は、大きくてびっくり。
菜っ葉も旨い。穏やかな甘味。

さて、山を下り、秩父の町中へ。大人気の肉屋、安田屋は、いつも電話で取り置きを頼んでいたが、土日はそれはできないと言われた。平日のみだそうな。仕方ないので、先に店に寄って買う。

安田屋。左手が揚げ物を買う行列。結構並んでいた。
店の建物は登録有形文化財。周辺には古い風情のある建物が多い。
やっぱり値上げされていた。今のご時世、やむなし。
ただ、看板メニューのメンチカツだけは100円据え置き。エライ!
メンチカツ2個、コロッケ2個を、持参のタッパに入れてもらった。

安田屋の後は、今回初めて立ち寄った地元百貨店、矢尾。秩父やまなみチーズ工房の店が今日は臨時休業とのことで、ここなら買えると紹介された。と、日曜定休の水むら豆腐の商品も陳列あり。おお、これで豆腐とチーズを買うことができた。
さあ、そろそろ山奥の大滝へ。馴染みの蕎麦屋、紺屋へ行かなくては。やっと元通り週末営業をコンスタントに続けるようになったらしい。

ご主人自ら手入れをした縁側。
注文を済ませたら、神棚のある部屋へ。掘りごたつ席に座った。
縁側にはあたたかな日差しが差し込んでいる。
そばは大盛りで。つゆは冷たいのと、かき揚げ入りのあたたかいのと2種類に。
そばは香り高く甘味もあって旨い。これで1200円は安いなあ。
久しぶりに会うご主人は元気そうだったが、最近は酒が飲めなくなったそうな。
本棚から見つけ出したという戦前の雑誌キングの付録、最新世界地図。
日本の領土、統治地区なども分かるし、アフリカの植民地様相も分かる。

後から来たお客を断って、僕たちとあれこれおしゃべりを楽しんでいたご主人。また晩メシを食べさせてもらいに来なくては。本当はここで泊まれると助かるが、寝袋持参で寝させて、と言っても、絶対ダメの一言。最近、シトロエンを買ったそうで、車庫の中の車を見せてもらった。おしゃれな藤色のシート、6速マニュアル車。へえええ。また、来るね。ご馳走さんでした。
帰路は朝ほどスムーズではなかったが、さほど渋滞もせず新座駅まで。

帰宅後、早速、今日買い出ししたものをおかずに晩メシ。

高知のニックスキッチンで食べた野菜、アレッタをJA荒川で売っていたので買った。
ブロッコリーとケールの掛け合わせ。ほんのり苦味も混じって旨い。
天空のおやきの大根漬け。薄味で、ほの甘い。食感もポリポリして美味しい。
安田屋のメンチカツ。この大きさで100円は安すぎる。

さて、今年はどんな花たちに出会えるだろうか。楽しみなり。

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