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2024年4月 佐渡、酒蔵巡り2

2日目は、まず金山へ。きらりうむという資料館で事前学習。

ここもさどまる倶楽部アプリで入場料が割引きになるが、その前にアプリの登録をするだけで時間がかかってしまうのが年寄りならでは。100円のために頑張った。

各種ビデオで、佐渡金山の歴史をお勉強。館内には世界遺産登録に向けて願いがいっぱい描かれていた。
本当の金山はここから車で10分ほど。江戸時代と近代の坑内見学2コースがあるが、両方を回る。

一番大変なのは、掘っている時に湧いてくる水の処理。
こちらは、山の神に捧げるやわらぎという唄を奉納するシーン。

江戸時代コースを回ると、資料館に出てくる。その最後に、金塊が置かれていて、手を入れる穴から見事に取り出すことができたら記念品がもらえる。やってみると、めっちゃ重いし、それをつかんだら手首は絶対に穴から出せない。女性とか男性でも手首の細い人しか無理だろう。

1億5000万円の金塊だそうな。

近代鉱山にはトロッコ用の線路が張り巡らされている。巡り終えると、道遊の割戸が眺められる。

金鉱脈を掘った後が、Vの字形にえぐられている道遊の割戸。桜が美しい。

町へ下りて、ランチタイム。行くつもりの店は貸切のため、隣の竹屋という店へ。

生ビールとブリカツ丼。新潟名物のタレカツ丼と同じくタレをからませてある。

この後、外海府に沿ってドライブ。あいにく時折雨が降ってくる。

尖閣湾。崖が激しく浸食されている。
道路脇に佐藤発酵株式会社という看板。どぶろくを造る所。各種試飲をさせてもらった。

そして、佐渡の北端、大野亀。雨が激しくなり、1名は車中待機。風も強く、傘が飛ばされそう。

少し先には、名勝、二ツ亀。
夏には手前の方がカンゾウの花で埋め尽くされる大野亀。

今夜の宿は両津の加茂湖畔、吉田屋。昔ながらの大型温泉旅館。ここも北陸応援割で半額になった。トラピックスのツアーがバス数台分泊まってるようだった。そうそう、薬のおかげで鼻水はぴたり止まり、咳も出なくなった。ルル、凄い。

屋上の露天風呂。加茂湖が見渡せる。カキ筏が浮かんでいる。お湯はぬるめ、いい感じ。ちょっとヌルヌルする薄茶色の湯。

風呂上がりのビアタイム。

昨晩、食事から戻って部屋で皆が飲んでいた真野鶴の大吟無濾過生。残してくれていたので、ビールの後、味見。おお、濃くて旨いわ。皆にもお裾分け。

晩メシは宴会場で、テーブル椅子スタイル。

ベニズワイガニが1杯つき。左上の鍋はカキの陶板焼き。すぐに茶碗蒸しが運ばれた。
今日は金鶴と天領盃の生酒からスタート。この後、真野鶴の桜純米。さらに5蔵の酒をお燗で順々に。
新潟和牛ステーキ。うまいからペロリ食べちまった。

ロビーで佐渡おけさを見せてくれるというので、行ってみた。3曲やってくれたが、残念ながらどれも同じ振り付けにしか見えなかった。

衣装だけは曲ごとに変わったのはよく分かったのだが…。

部屋に戻り、今日入手したどぶろくを皆で味わった。

アルコール度数12度。飲みやすいどぶろく。

寝る前に大浴場で一浴び。

団体客なども多いのに、大浴場の浴槽は小さかった。翌朝、5時半からの朝風呂はジイサン連中で一杯になってしまっていた。露天風呂も朝は入れず。イマイチの宿だったなあ。

初日に行けなかった宿根木へ、宿を8時に出て目指した。

宿根木は小さな港町。置き石の屋根の民家が密集している。
狭い路地が入り組んでいる。
有名な三角家。近くの白山神社の公会堂ではGW中に鼓童の公演が予定されていて、公会堂内ではすでに太鼓が運び込まれ、リハーサルの準備中だった。
白山神社境内に咲いていた白いサトザクラの仲間だろうか。
オドリコソウ。
集落から駐車場に登る石段脇にはスミレがたくさん咲いていたが、茎が長く、いわゆるタチツボスミレとは少し違うように見えたのだが、果たして。

小木のたらい舟乗り場にも寄ってみた。

たらいの中央に箱メガネが付いているようで、海の中も見えるとうたわれていた。

このすぐ近くに、天然記念物の桜。

佐渡に流された順徳上皇手植えの桜の子孫という国指定天然記念物、御所桜。満開を少し過ぎていたが、まだまだ見頃だった。

さあ、4軒目の酒蔵、北雪へ向かう。30年以上前に蔵見学をしたことがある。もちろん蔵の中はすっかり変わっていた。が、音楽を聴かせて熟成させているのは変わりない。さらに超音波熟成というのも加わっている。

洗米中だった。使用している酒米は佐渡、新潟県産がほとんど。
4種類の日本酒、2種類の焼酎を試飲させてもらえた。

海外各地でレストランを展開するNOBUと連携しているようで、ニューヨーク店の共同オーナー、ロバート・デ・ニーロもここまで来たことがあるそうな。高級品も多くラインナップされている。昔はチタンのボトルに入ったYK35もあったが、さすがに今はないそうだ。ONKYOとタイアップしてタンクを音楽振動させて熟成させた限定品というのを買った。あとNOBUで出してる酒のミニボトル。ぼくはこれで四合瓶3本。ずいぶんザックが重くなる。が、メンバー内に強者はいる。5本島内で買って、さらに新潟駅で2本足して7本持ち帰ったのだ。
レンタカーを返して、最後の食事は予約しておいた、すしの魚秀。寿司は握りセットしかないので、刺身などが付いた定食にした。で、酒肴を追加。

甘エビ醤油漬け。
1500円の定食。刺身も充実している。

さて、酒はまず天領盃の雅楽代。

少しシュワッとして旨い。モダンタイプの日本酒。
金鶴醸造元の純米大吟上弦の月。これは上等なり。やや物足りないくらい。

この後も、あれこれ飲んで、〆は真稜の特別本醸造をお燗で。うーん、しっくり来たわ。いやあ、よく吞んだ。満足なり。
ジェットフォイルの船中は、皆、ぐっすり。新潟駅で日本酒売り場をのぞいてから、新幹線。車中はビアタイム。お疲れさんでした。


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