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2023年2月 長崎

ANAが創業記念セールでどの路線でも7000円というバーゲンを行った。どこへ行こうか悩んだ挙げ句、壱岐へ行こうと決めた。往きは長崎から飛行機、帰りは博多へ船で出て福岡から、にした。
で、壱岐の前泊、長崎。この日、東日本は雲ひとつない快晴で、機窓風景は素晴らしかった。

離陸した飛行機はスカイツリーで旋回した。
そして、富士山と伊豆半島。
南アルプスの迫力満点の山脈。
この後、伊勢湾、養老山脈、琵琶湖を眺め、瀬戸内に出ると一気に曇って視界が霞んだ。

長崎では新地のJALシティホテルを予約していた。14時からチェックイン出来るのはありがたい。チェックインすると、2000円の地域クーポン、空いていたのでとダブルの部屋を割り当ててくれた。

広々した部屋にしてもらえて快適だった。

長崎は前日までランタンフェスティバルをやっていて、町はその名残を留めていた。

新地中華街。

雨が降りそうだったが、市電に乗って終点蛍茶屋まで出かけた。長崎街道の関連史跡が点在している。

市電は古い型もあれば、このような最新鋭車両もある。
終点電停から旧長崎街道を少し歩くと、石橋を渡った先に蛍茶屋跡の石碑があった。
振り向けば、市電の車庫が石橋の向こうにあった。
引き返し、メインストリート裏の長崎街道を辿る。脇に小さな坂道がたくさん伸びていた。

中川八幡神社に寄ってみた。立派な神社。

手水鉢は花で埋められていた。各地の神社で最近見かけるようになった。

さらに進むと、右手へ坂を登った先に、シーボルト記念館(冒頭の写真)。残念ながら本日は休館日。元の長崎街道へ戻り、さらに進む。やがて商店が並ぶようになり、右折して細い道へ入ると、何やらいい感じの一角。

右手の八百屋さんの先は駄菓子屋で子供たちが大勢いた。
小さな神社をいくつか回っていたら、人懐っこいネコがミャーと鳴いてすり寄ってきた。
細い道を行くと、へえこんな所にと言う場所に銭湯。入浴セットを持ってくればよかった。

真新しい新大工町市場1階の今風市場で明日の朝食を買って、市電でホテルへ帰った。
さて、早めの晩メシを食べに出かけるか。まずは2000円のクーポンが使える店で軽く腹ごしらえ。

ホテル近くの老李、生からすみちゃんぽんと水餃子が名物のようだ。
水餃子はもっちり美味しかった。

さて、繁華街へ繰り出そう。2年前に来た時に寄った、日本酒と音楽の店エイジへ。

思案橋横丁へ。まだ時間が早いので人通りは少ない。
なかなかそそられるエイジの外観。

店内はカウンターのみ。今夜の一番客。店主はちゃんと覚えてくれていた。そりゃ、そうだ。店へ来た後、テレビで放映された京都の老舗ライブハウス礫礫のコロナ禍で苦戦する様子を取材したドキュメンタリーを、九州では放映予定がないとのことで、DVDに焼いて送ってあげたのだ。
さて、ここへ来たら、日本酒だ。平戸の酒、ヒランを勧めてくれた。

飛鶯にこまるQUEEN無濾過生原酒。食用米を使用。うーん、こりゃ旨い。
突き出しはお手製のスープ、つみれとジャガイモ入り。

マスターは昔、バンドをやっていて、その当時の仲間たちはプロになっている。自身は音楽関係の仕事をしていたが、帰郷して店を始めた。真心ブラザーズのメンバーとの昔のセッション映像なども流してくれる。学生時代の仲間だという。

カウンター前。

さて、2年前にここで壱岐の日本酒を教えてもらったのだ。横山を吞もうじゃないか。

はじめに横山シルバー7。やっぱり旨い。
で、お次は純米大吟醸、横山五十。きれいな旨さ。
アテに、からすみ。

気がつけば、入店してから2時間。お客さんも2組入ってきて、賑わい始めた。そろそろ帰ろう。ご馳走さんでした。また来るね。


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