2021年10月 焚き火キャンプ
昨年11月に、同世代の友人2名と焚き火キャンプをしたら、とても楽しくて、また来年やろうと約束していた。本当は5月頃にと思っていたが、コロナや天気の都合などで、どんどん後ろ倒しになり、ようやく10月末に集うこととなった。場所は昨年と同じく、茨城県那珂川。まずは、道の駅かつらに向かい、新蕎麦のお昼ご飯。食堂で、偶然、Oさんと出くわして合流。新蕎麦は香り高く旨い。
道の駅で、野菜や薪など買い物。薪を失敗したことは後になって判明した。袋入りで400円と安かったので買ってしまったのだ。しかし、一束、500円、600円、高いのは700円。昔は200~300円だったような気がするが。
道の駅の裏手のキャンプサイトは、平日というのに混み合っている。密、が気にならないのかねえ。
我らは、橋を渡って対岸の河原へ。昨年の場所より、一段高い場所がよかったのだが、先客がいた。結局、昨年とまったく同じ場所で設営。まずは、Oさんのテントを張る。今年はこの中に、簡易ベッドを入れて寝袋で寝るつもり。
ここは直火ができるから来る人が多い。しかし、きちんと火の後始末をしていかない不届き者もいるから腹立たしい。半焼けのタマネギや、薪の燃え切っていないのをそのまま放置してるのは許せない。
川の中州では、まだこの時期なのに鮎を釣ってる人がいた。Oさんは釣り師だが、もう寒いからやらないと言っている。
明日は禁漁日のようで、赤い旗を立てに来た人がいた。
昨年は直火でやったが、避けた方がいいかと思って、焚き火シートと小ぶりな焚き火台をネットで買って準備してきた。使い初め。
Oさんも、ぼくのより一回り大きな焚き火台を買っていた。
陽の高いうちから、缶ビール飲みつつ、火を熾すのだが、いまいち燃え方が悪い。薪がしっかり乾燥していないようなのだ。あちゃ、マズったかな。まわりでまず薪をあぶって乾燥させてから、燃やすことにしたが、勢いが弱い。
そうこうしているうちに、陽が山の向こうに落ちていく。暮れるのが早くなった。用意してきたダウンジャケットを着込み、タイツも穿いた。
とりあえず、日が暮れた河原で二人で火を愛でる。撮影 by Matao OGATA
もうひとりは、夕方、仕事を終えてからこちらへ来ることになっている。それまでは、持参した茹で落花生やら、白出汁漬けの野菜やら、道の駅で買ってきたキュウリやトマトなどをつまみつつ、ビール。が、ビールはそろそろ切り上げて、日本酒にしよう。先日、新潟の温泉めぐりに行った時、三条市の蔵元で買ってきた福顔の純米吟醸。いい香り。
炭が起きてきたので、Oさんが夏に秋田で釣ってきて冷凍してあった鮎を焼き始めた。遠火でじっくり焼く。いい匂いが漂う。
後で合流するSさんの分はとっておいて、焼きたてをガブリ。おお、旨い。ワタの苦味もいい感じ。ちゃんと用意してきたスダチを忘れずに搾っていただく。最高だね。鮎は干物も用意してくれていた。これはこれで深い味わい。
薪もなんとか順調に燃え始めた。
Sさんが合流できたのは、20時半過ぎ。福顔の後、澤乃井のひやおろしを燗に付けて吞んでるから、けっこうこっちはできあがっていた。何を話したか、よく覚えておらず。Sさんが、昨年の残りの薪を持ってきていたので、やっぱり直火で焚き火するかと、やってみた。案の定、美しい炎が見られた。かなり冷えてきたが、火の周りは暖かい。
鶏で出汁を取った野菜スープ。体が芯から温まるねえ。美味しい。そうそう、その前に、持参した厚切り牛肉や自作ベーコンも炙って、旨い旨いと食べたのだが、写真を撮ることなどすっかり失念していた。
夜も更けて23時半、そろそろ寝るかと、テントの様子を見ると、昼間暖かかったのが、夜になって一気に冷え込んだせいか、テントの中が結露で一杯。寝袋に雨が降ったようにしずくが落ちていた。とても寝られる状態ではなく、結局、車の中に寝袋を移して、寝た。
翌朝、4時過ぎからゴソゴソして、5時半起床。外は快晴、青空、一面川霧が立ちこめていた。
川の中州には2羽のサギがじっと立っている。魚を狙っているのか。
写真家のOさんは、超望遠レンズでパチリ。さすがのド迫力。 撮影 by Matao OGATA
朝ご飯のための火を熾しておこう。
朝陽が昇ってきた。
やがて、川霧も晴れていった。
朝ご飯は、昨夜の鶏出汁スープに、もちを焼いて入れる。
食後のコーヒーも飲んで、まったり。が、まだ朝も早いのに、河原にはこれから遊ぼうという車が続々やってきた。今日は土曜だからねえ。薪はすべて燃えかすもしっかり燃やしきり、ゴミはもちろん持ち帰り、最後に水をかけて終了。温泉へ行く前に、別の場所の河原を下見に出かけたが、辿り着けず。堤防近くには、一面のソバ畑。もう実が付いている。
そして、同じくらい広大なトウモロコシ畑。え、今頃? と思ったが、飼料用だそうな。
立ち寄り温泉施設、四季彩館へ。昨年はランチとセットで割引券を売っていたが、今年はなくなっていた。
温泉に浸かって疲れをとり、焚き火の煙もさっぱり洗い流して、昼ご飯。名物のダムカレーが2種類あるぞ。
でも、ぼくは昨年と同じく、カツ丼。なかなかふだん食べる機会がないので、ついつい頼んでしまう。でも、旨い。
さて、高速が混む前に帰ろう。次回は、6月の梅雨前に、と相談。テーブルと明るいランタンがほしいなあ。
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