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2022年11月 焚き火キャンプ

春に続いて秋の焚き火キャンプ。今回は日月の1泊で。日曜の昼前に道の駅かつら集合。日曜は買い出しの人たちで混雑してるだろうなと思っていたら、それに加えてトレラン大会が行われていて、駐車場も制限されていた。

冒頭の写真は、撮影=M.Ogata
道の駅かつら。今の時季の楽しみは、名物赤ネギ。
トレラン大会のゴールとなっていて表彰式も。昨日から駐車場は利用制限され、本来なら
土曜なのでこのエリアにキャンプする人も多いはずだが、締め出されて、我らの
ホームグラウンド対岸の川原に流れた人が多かったようだ。迷惑な話。

道の駅の中の蕎麦屋で昼メシ。

そばは新そば、きのこ汁のつけそば。ここのそばは太めの麺、なかなか美味しいのだ。
食堂の壁に、昔このあたりを走っていた茨城交通の駅の写真が飾ってあった。

食後、野菜やらそばやらあれこれ買い出しして、橋を渡って対岸のいつもの川原へ。この場所にこんなにたくさん車が入ってるのを見たのは初めて。

本当ならこのあたりで設営するはずだったのだが、その余地なし。
ティピーテントがはやってるみたい。奥の川原にももうひとつ立っていた。

結局、橋の向こう側に良い場所を見つけられた。

橋の歩道部分が防音壁となって、車の音がいつもの場所ほどうるさくなかった。

とりあえず、火周り付近を整えて、まずは乾杯。

とりビーのつまみは、僕が持参した茹で落花生、Oさんの甘いミニトマト。

さて、火を熾そうか。このメンツの場合、一発で火が熾ってしまい、なんだか面白みに欠ける。

ぼくは近所の公園の隅っこに、ゴミとして回収を待っている木々をいただいてきた。
最近は薪も高くなる一方なので、ちょっとした節約である。しっかり乾燥してるか、
些か不安だったが、火付きもよく、よく燃えてくれた。
まあゆっくりやろうではありませんか。まだ14時前。

さあ、毎度のことだが、釣り師Oさんが今夏、相模川と魚野川で釣ったアユをどっさり持ってきてくれている。太平洋側と日本海側のアユ、果たして違いを食べ比べられるのだろうか。

いや、いいサイズのアユばかり。20匹ほどもあっただろうか。

ぼくは先日仕込んだばかりの燻製類をあれこれ持参した。ベーコン、鶏ササミ、カマンベール、カマボコなど。

赤貝ヒモと、ボラ白子の燻製。白子は少し味が薄めなので、キビ原酢とオリーブオイル、黒胡椒のドレッシングと粒マスタードを用意。なかなか好評だった。

さあ、メインディッシュのアユ塩焼きの始まり。まずは遠火でじっくりじっくり炙る。

アユ、アユ、アユ………。いい香りがあたり一面に漂う。

焼き始めてから1時間ほど。火に近い場所のから次第に焼き上がっていく。さあいただきます。

もちろん、頭からばくりと齧りつきます。うんまい。幸せの一時。
そうそう、スダチを忘れてはいけません。

お、黄昏空に月が出てる。

この間まで三日月と思っていたら、ずいぶん太った月になっていた。
陽が落ちると、気温がぐっと下がっていく。

アユ以外のものもどんどん焼いていく。

道の駅で買ったシシトウ。
持参したベーコンと赤ネギを一緒にスキットルで焼く。こりゃ、たまらん。
左下隅っこのは、ボラ白子に付いていたヘソ。

17時過ぎると周囲はすっかり暗くなり、冷え込む。持参したダウンジャケットを着込む。

これを見たくて、焚き火キャンプをやっている。ずっと見ていても飽きない。
炎を肴に酒が進む。
持参した4年熟成の徳島の酒、旭若松をお燗する。これがサイコーにうめえんだな。

野菜たっぷりの鶏鍋をいただいた後、道の駅で買ってきたそばを〆に。

うまいなあ。体が温まる。
月は満月が近い。撮影=M.Ogata
月明かりで空はそれなりに明るく、星がほとんど見えない。
橋を渡る車の数も少なくなってきた。
寒い。

夜も寒かったが、朝はもっと寒い。見上げれば、カワウが凄い数で下流へ向かっている。アユが下っていくのを追いかけているんだそうな。川には朝霧。その川面でぴょんぴょんアユが跳ねている。

いくつもの軍団が次々と飛んでいった。
朝日が昇ってきた。美しい瞬間。
舟が流れてきて、投網を打っている。落ち鮎狙いだろうか。
幻想的なシーン。
お、網にけっこうたくさん魚がかかっているみたい。
こちらはプロの写真。さすが。撮影=M.Ogata
子をぎっしり腹に詰めた落ち鮎がたくさん獲れたようだった。
Oさんは竿を持ってくれば良かったと後悔していた。
2人組の他にも魚を狙う舟がいくつか出ていたが、なかなか獲れないようだった。

さて、火をまた熾して、朝ご飯。

朝ご飯は、焼き餅。定番となっている。
海苔でくるんで美味しくいただく。

Sさんは昨日も自家製糠漬けを振る舞ってくれたが、今朝も自宅で仕込んできたものと昨日ここで漬けた浅漬けを食べ比べさせてくれる。

ダイコンはしっかり漬かっていて旨い。

食後のコーヒーは、この前、屋久島で買ってきた一湊珈琲のドリップパック。

お湯がなかなか沸かせず、最後はバーナーで。いい香りのコーヒーを楽しんだ。

ゆっくり後片付け。火種は燃やしきり、消火を完全にしてから。

極力、痕跡は小さくする。直火の焚き火を楽しませてもらえる場所は今や貴重。

で、お決まりの温泉へ。

四季彩館、月曜の午前中というのに、駐車場は多くの車で埋まっていた。
露天風呂で紅葉の山とスジ雲が浮かぶ青空を眺めるのは実に気持ちいい。

次は来年の6月はじめ。楽しみだなあ。今回もあれこれ焚き火用、あるいは野外料理用の小物を買ってしまった。100均、ワークマンなどへ行くとどうしても買いたくなってしまう。次回もまた何か買うんだろうなあ。

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