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平和を願う心 ~【櫻坂46】いろいろとある世の中だからこそ~

最近は、テレビをつけても暗いニュースばかりが流れている。
特に新型コロナウィルスの感染が世界的に蔓延してからは、家にいる時間も長くなったこともあり、そのようなニュースを目にすることが増えたような気がする。
最近では、「ロシアのウクライナ侵攻」を中心として、世界の動きが悪い方向で活発化してしまっており、一日も早く平和な世の中になって欲しいと願うばかりである。
加えて、異常気象や火山の爆発なども加わり、日本もよそ事とは言っていられない状況に置かれている。

坂道グループも、東日本大震災が起きた3月11日を前にして、メンバーが現地に赴き、現状のレポートや当時の様子を伝える「震災伝承プロジェクト」に参加している。あいにく、全国放送ではないのだが、Webで動画を配信しているので、内容を確認することができる。

今や国民的な存在である櫻坂46や日向坂46のメンバーが、このようなプロジェクトに参加する意味は大きい。
彼女たちが参加することで、全国の若者を中心として、災害に対する心構えや、復興に向けて地道に活動をされている地元の方々の声が届きやすくなるからだ。
今も残る災害の爪痕を目の当たりにして、思わず息を呑み、涙する彼女たちの表情は、どんな言葉よりも訴える力がある。
そこで改めて、災害の対策や、復興への支援に力が入ることになるだろう。

彼女たちにとっても、このようなプロジェクトに参加することで、アーティストになりたかった動機が確認できる。
自分たちがアーティストさん達から、沢山の勇気や元気をもらっていたように、「人々の気持ちに寄り添い、微力ながらも応援したい」という気持ちを思い出すことになるだろう。

最近の彼女たちのブログを読んでも、そのような初心に立ち返り、自分が置かれた環境やいただいている仕事に対して、感謝する言葉が多く記されていることがわかる。
彼女たちの真摯な姿勢に、好感を抱かない人はいないだろう。
結局のところ、ビジュアルやパフォーマンスを磨くことよりも、どのような気持ちで活動をしているのかが一番大切である。
そのような「純粋な気持ち」が無ければ、どんなパフォーマンスをしても、人々の心に届くものとはならないことを、彼女たちは知っている。
音楽番組やライブで、全身全霊でパフォーマンスをしているのも、その部分が根底にあるからこそ、頑張れるのだろう。

そんな彼女たちの気持ちを受け止める側である自分たちは、果たしてどこまで、彼女たちの気持ちや情熱を受け取れているのだろうか。
彼女たちの主張や気持ちは、パフォーマンスやアーティストとしての活動の中に、全て詰め込まれている。
それ以外に目を向け、何かを探ろうとしても、それは徒労に終わるだろう。
外が騒がしい時こそ、好きな音楽の世界くらいは「平和」であることを願ってしまうのだが、それは贅沢なことなのだろうか。

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