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成長を楽しむ時期から、純粋に内容を楽しむ時期に ~【櫻坂46】ライブパフォーマンスは次の段階へ~

櫻坂46をはじめ、秋元さんがプロデュースしているグループは、メンバーの成長過程も鑑賞するのが楽しみ方の一つとなっている。
ダンスや歌の経験がない人も加入させ、初々しさを残した頃から、アーティストとしての活動をしていくことになる。
グループごとに、人前で披露するレベルはまちまちであるが、最初からかなり高いレベルのものを見せようとしていたのが、櫻坂46や日向坂46だったのかもしれない。
ただし、この二つのグループは、前身として「KEYAKI」時代を経て、新たに改名しているという特徴がある。
改名前に4~5年活動を続けていたことから、パフォーマンスレベルはかなりのものとなっている。
特にライブで、その力を存分に発揮しているため、彼女たちのライブを観て虜になるファンは多い。

櫻坂46の1stアルバム『As you know?』を聴いていて感じることは、シングルを重ねるごとに、声が大人っぽく艶が出てきていると共に、歌自体も上手くなっていることだ。
アルバムには、シングルの順番とは関係なく楽曲が収められているため、順番に聴くことで、1st~4th、そして新曲と、収録時期が違う曲を聴くことができる。
そのことから、歌の進化を実感できるのだ。
声や表現力、歌詞を伝える力など・・・初期の頃と比較すると、格段に成長していることがわかる。
この違いを知ることで、彼女たちの日々が、精進の日々であったことが伝わってくる。
アルバム新曲は、グループの現在が、どのレベルであるのかを教えてくれる。

そのうえで、先日の「W-KEYAKI FES.2022」に参戦したわけだが、アルバム以上に彼女たちの大きな進化が実感できるものとなっていた。
一度「公演中止」となったことや、後に発表された菅井さんの卒業が、彼女たちのライブにかける意気込みや迫力を増す要因となっていたのかもしれないが、それだけではない。
特に二期生にとっては、先輩が次々と卒業する中、三期生の加入も控えているため、「櫻坂46」を高いレベルで維持し、大きく進化させていくことが求められている。
櫻坂46は、もう成長を楽しむ段階ではない。
完成されたものをひっさげて、毎回観客たちの度肝を抜くものを披露させていくことが、彼女たちの使命となってきている。
新メンバーが入ってきたとしても、パフォーマンスが薄まることなく、常に100%以上が出せるようなるためにも、今から120~200%が出せるように準備していくことが必須である。

最近の二期生たちを「そこさく」や外番組で見ていると、自分たちがグループの中心となって支えていこうという気概や覚悟を感じることが多い。
もちろん一期生も負けじと、それを上回る高いパフォーマンスを常に見せてくれている。

9月末から始まる全国アリーナツアー。
そこで、現グループの「最高到達点」を何度も目にすることになるだろう。






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