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「過渡期」から「成熟期」へ ~【櫻坂46】4枚目シングルが大きな契機~

やはり、「4」枚目が「再出発=RESTART」のシングルとなった。
洋の東西を問わず、数字には固有の意味があると考えられてきた。
その数字が持っている意味が、グループの成長と見事にリンクしているのがわかる。
「1」・・・物事のはじまり、「0→1」、無→有
「2」・・・陰陽、関係性、調和、線
「3」・・・面、自立、
「4」・・・平面→立体、スタイルの確立、安定

欅坂46から改名して、櫻坂46となった時、まだ一期生が中心となってグループを牽引していた。
キャプテンの菅井さんをはじめ、フロントとして、小林さんと理佐さんが、3人の二期生センターを支えるポジションについていた。
3枚目シングルから、この形が崩れ、フロントに二期生が立つようになる。
それでも、二列目は、一期生が固めており、フロントの二期生3人をがっちり守る鉄壁の布陣となっていた。
4枚目シングルでは、フロントが二期生であるスタイルを踏襲しながら、二列目の一期生は、小池さん、小林さん、理佐さんという最小限の人数になっている。
逆に、1列目~3列目に、旧二期生が全員いることで、グループの主軸が、二期生に遷移したことがわかる。
新二期生からは、外番組で実績のある守屋さんと大園さんが表題曲選抜に入り、主軸の旧二期生と共に、「二期生の時代」に入ったことを大きく印象づけていると言えるだろう。

1枚目~3枚目シングルの期間は、欅坂46の印象を、別次元のものに昇華するための「過渡期」であったと言えるのかもしれない。
表題曲選抜の中に、一期生が何人入っていたかを見ても、それがわかる。
1枚目・・・14名中、7名(50%)
2枚目・・・14名中、6名(約43%)
3枚目・・・14名中、6名(約43%)
4枚目・・・15名中、5名(約33%)
今回のシングルで、一期生が三分の一となり、二期生の存在感が増している。
加えて、キャプテンの菅井さんが別仕事で不参加となったことで、副キャプテンである松田さんの役割が大きくなってくることが予想される。

二期生メインのスタイルが確立する「最初の一歩」が、最年少の山﨑さんであるのも、何か大きな意図を感じてしまう。
しかも、リリース日が「4月6日」であることも、偶然とは思えない。
今回のフォーメーションを正面から見た時、表から直接見えるメンバーは、全て二期生になっている。一期生は、それを内側から支えるように、真ん中に配置されている。
この編成自体が、2年目に入った「櫻坂46」を象徴していると言えるだろう。一期生が太く大きな「幹」となって、二期生が花咲く姿を支えているように見えるからだ。

今回センターを務める山﨑さんは、今まで、「仲間」や「友情」という人類愛にも通じる普遍的なテーマを担当することが多かった。
2年目の櫻坂46が、海外へと進出するためにも、天真爛漫な彼女がグループの「顔」となり、全体を牽引してくれることを心から願っている。

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