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ドラマ性 ~【櫻坂46】これからのグループの未来を考える~

現在、「あざと連ドラ」に出演している藤吉さんを含め、ドラマに出演しているメンバーが増えてきている。
大園さんなどは、加入してすぐ、ファンの中でも認知度がそれほど無い時に、「スカッとジャパン」に出演を果たしている。
一期生は、グループ全員が出演するドラマを2回経験しているが、二期生が加入してからは、まだその機会に恵まれていない。
「ボーダレス」に出演した森田さんをはじめ、二期生メンバーは、結構器用に何でもこなせるメンバーが多い。
最初こそ、自信なさげに手探りで取り組み始めるのだが、持ち前の度胸の良さを発揮して、すぐに鑑賞にたえるレベルまで仕上げてくる。
彼女たちのダンスの上達ぶりを観れば、そのことが納得できるだろう。
グループ加入前、全くの未経験から出発して、3年ほどで今の状態まで上達しているからだ。
指導してくれる先生が良いのもあるだろう。
世界的ダンサーに直接指導してもらえる機会など、普通に生活していたのでは遭遇することすらできない。
それが、プロのアーティストグループに加入したことで、一気にプロレベルが求められるようになる。
未経験からプロという間隙を埋めるために、彼女たちがどれほどの努力を重ねているか、誰でも容易に想像できるだろう。
それを彼女たちは、必死に食らいつきながら、やり遂げているのだ。
何か一つでも、特定の分野で壁を突破してしまうと、他のことも出来るようになるまでの時間が短くなる傾向がある。
学び方のコツを体得するからだ。
ライブの中で、あれだけのパフォーマンスをみせてくれる彼女たち。
他の分野である舞台演劇やドラマなどにも、積極的に挑戦した方が、彼女たちにとってもプラスに働くだろう。
昨年後半のツアーをはじめ、1周年記念ライブなどを観ていても、欅坂46時代とは違った魅力を発揮しているような気がする。
欅坂46の頃のように、何か大きなテーマがある映画やミュージカルを1本観た後というより、楽曲それぞれの魅力を最大限に伝えるために、細かなドラマが鏤められているようなオムニバスドラマのような趣を感じることが多い。
櫻坂46となってからは、楽曲自体も世界観に幅があるため、どうしてもそうならざるを得ないのかもしれないが、見事に新しい魅力としてスタイルを作り上げているのはさすがである。
アルバム発売をきっかけとして、櫻坂46の新スタイルが確立しつつある今だからこそ、新たな刺激として別の分野をやってみるのも良いのではないだろうか。
ツアー期間に入ってしまうため、今年後半に実現するのは難しいかもしれないが、来年の早い段階で公開できるように準備をしておくのは、体力的にも無理することなく、次に進むためのステップとなるはずである。
外番組に出演する機会がかなり増えてきているため、グループ全体が集まってドラマの準備をするのは難しいかもしれないが、決して不可能ではないと思う。
一期生などは、デビューしたての頃、ドラマやバラエティー番組などが一気に増えたことで、超多忙となった時期を経験している。
そのような時に、どのように過ごせば良いのか迷った二期生に対しても、的確なアドバイスをしてあげることができるだろう。
グループ全体が良い状態である今こそ、新たなチャレンジをするべきなのかもしれない。



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