キャプテンのおかげ? ~【櫻坂46】新曲MVを観ていて思うこと~
来週発売される「五月雨よ」のMVが全て解禁された。
今回のMVは、菅井さんが舞台に入る期間が、制作期間と重なったことが、逆に功を奏したと言えるかもしれない。
特に「僕のジレンマ」については、衣装のクオリティーや、振りの揃い具合から、準備期間が十分にとれたことが伝わってくる。
秋元さんの自選歌詞集が発売されたこともあり、彼の作詞作業について、色々と掘り下げる番組が多いため、今まで、何となく言われてきたことに対して、しっかりと彼の言葉で説明されるため、参考になることが多い。
作詞スタイルも、放送作家出身であることを前面に出したものであるため、誰が歌うかが決まらないと、作詞が難しいことを話してくれている。
一曲の作詞をするのに、2時間程度で「完成」するようなのだが、実は、彼の作業は、そこから本番らしい。
文字で書かれたものが、仮歌となる段階で推敲が入り、その後、メンバーが実際に歌うことで、さらに相応しい言葉を選択していくことになる。
彼曰く、それでも真の完成ではなく、レコーディングやMV撮影、音楽番組に出演したタイミングでも、気になる部分は変更を加えるというのであるから、メンバーはたまったものではないだろう。
今回の「五月雨よ」に収録されているMVは、どれもメンバーが歌っているシーンが多く、歌詞がある程度固まった状態で、撮影に入っていることがわかる。
そのため、監督ごとに、それぞれの作家性が結構出ていると感じる部分が多い。
それが、今のグループの世界観にマッチしていると、彼女たちの魅力やポテンシャルを増幅させることになるのだが、今回は、かなりうまくいっているように感じられた。
せっかく制作するのであるから、このあたりは、制作依頼をしている監督さん達に、しっかりと仕事をしていただけるように、余裕のあるスケジュールを組んでほしいところである。
前回の「無言の宇宙」MVなどは、せっかく新進気鋭のクリエイターであるSpikey Johnさんに依頼して制作されたのだが、監督にとっても、彼女たちにとっても、不完全燃焼と感じてしまう部分が多かったように感じる。
それぞれの監督にとって、代表作と言えるような作品にしていくことが、世間に対する強いインパクトとなる近道となるのではないだろうか。
「車間距離」のMVが公開されてから、その中にある「謎」について、ずっと考えているのだが、まだ納得できる状態に到っていない。
そもそも、夢の世界なのか、はたまた平行世界なのか、彼女たちの心象風景なのか、判然としない部分ばかりである。
それでも、ファン同士で、あれこれと話ができるという状況が実に楽しい。
来週は、発売日となるため、ラジオやTVなどに続々とメンバーが出演する。
雑誌やフリーペーパーなどにインタビューも掲載されるようなので、どの情報も目が離せない。
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