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BACKS LIVEを恒例としなかったのは妙策 ~【櫻坂46】グループの実力を底上げするための戦略選び~

今週の月曜日に発表された通り、今年の夏に、ついにアルバムがリリースされる。
昨年の今頃は、最初の『BACKS LIVE!!』で盛り上がっていたので、去年との明確な違いを感じることができる。
BACKSメンバーによるライブは、ファンはもちろん、メンバーも初めての挑戦であったことから、どのようなものになるのか、結果は誰もわからなかった。
ライブ後のインタビューなどで、どのように準備が行われたのかが明かされていったが、いつものライブとは異なり、メンバー同士が教え合うスタイルがとられていたことに、非常に驚いた記憶がある。
しかし、いざ蓋を開けてみると、この形で開催されたライブは、櫻坂46の歴史に残る立派なものとなっていた。
センターやフォーメーションが違う形で披露されたパフォーマンスが、いつもと同レベルのクオリティーを保っていたのが、さすがと言うべきだろう。
2回目の『BACKS LIVE!!』の時、小池さんが「櫻坂46のライブとして観てほしい」と涙ながらに訴えていたが、最初のBACKS LIVEから、しっかりと「櫻坂46」となっていたのは、ファンも実感している。
そのため、今年の年初に2回目が実施される時も、チケット争奪戦が起きるほど、人気を博したのだ。

オリジナルメンバー以外のライブが、想像以上に感動を与えてくれるものであったことから、『BACKS LIVE』を再度開催してほしいと言う声もあがっていたが、今夏は、アルバムリリースと言う形でステップアップする道が選択された。
まだ内容がどのようなものになるのか、詳細は不明であるが、今週の「レコメン」に出ていた松田さんの反応から、まだ完全に終わっていない部分もありそうである。
アルバム特典に何をもってくるのかも楽しみなところであるが、それ以上に、新しくアルバムに収録される楽曲がどのようなものとなるかが、一番気になるところだ。

今週の「そこさく」では、松田さんがソロで歌を披露する場面があり、次のアルバムで、ソロ曲が用意されたことの前フリであるような気がしなくもない。
ダンスが上手いメンバーとして、小林さん、武元さん、山﨑さんの名前があがっていたのも、新ユニットを期待させてくれるものと言えるだろう。
現在のユニットは、
・小林さん、遠藤さん、藤吉さん
 (ジャマイカビール)
・井上さん、松田さん
 (On my way)
・武元さん、森田さん、守屋さん、山﨑さん
 (制服の人魚)
という形で、少々抑え気味の感がある。
4枚目シングルで「断絶」を披露してくれた櫻エイトメンバーも、新ユニットとして活動してほしい人材が集まっている。

大人数で活動しているため、どうしてもミーグリの売上げなどが考慮されてくるのは致し方ないことなのかもしれないが、櫻坂46には、「今まで通り、楽曲の世界観やテイストを優先したスタイルを貫いてほしい」というのがファン共通の願いではないだろうか。

2019年、幻のシングルとなった9thでは、選抜メンバーに入ることができなかった山﨑さんも、櫻坂46の4枚目では、表題曲のセンターを任されるまでに成長している。
彼女も、欅坂46に加入する前はダンス未経験というところからスタートしている。
先日の「そこさく」でも、泣きながらレッスンをしていたことを話していたが、「努力は報われる」ということを教えてくれる良い実例と言えるだろう。

新しいアルバムで、メンバーの皆さんが、どのような飛躍を見せてくれるのか、待ち遠しくて仕方ない。



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