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JR乗りつぶしの記録 2021/9/19 JR鹿島線・鹿島神宮・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線

台風一過の晴天を狙って週末パスを使っていろいろなノルマをこなしました。まず初めは関東最後の未乗区間のJR鹿島線。

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JR鹿島線 佐原 9:16~鹿島神宮 9:37

鹿島線は佐倉~成田経由で銚子を結ぶ成田線の香取駅から分岐して、利根川を渡って茨城県に入り鹿嶋市の中心駅である鹿島神宮駅から鹿島サッカースタジアム駅を結ぶ路線。1960年代に始まった鹿島臨海工業地帯の開発に合わせて整備された路線で、鹿島線の開通は1970年とかなり新しい。鹿島サッカースタジアム駅は元北鹿島貨物駅で、鹿島臨海工業地帯方面へ貨物線が分岐している。

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運行上は香取駅の1つ手前の佐原駅と鹿島神宮間を1時間に1本くらい本数。もともとは鹿島臨海工業地帯へのアクセスを想定していて東京駅から特急も運行されていたけど、東関東自動車道の開通により高速バスと競合。価格も安くて最短ルートを通る高速バスにボコボコにされることとなり、現在は特急は全廃となり、各駅停車のみのローカル線となっている。ちなみにこの高速バス「かしま号」東京駅を発着する高速バスで最も本数が多い路線となっており(つくばエキスプレス開通前は東京駅とつくばの間が最多)、ラッシュ時は10分おきで通勤・通学利用者も抱えている。

新しい路線ということもあり全線高架の単線電化路線。途中踏切が一つもない高規格路線。利根川、水路、北浦と橋梁が続き、眼下には干拓で造成された水田・畑が広がる。

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香取駅の先から分岐して利根川を渡る。

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途中の潮来(いたこ)は利根川・北浦・霞ケ浦水運の要衝として、対岸の佐原とともに水郷都市として栄えてきた都市。この辺りは江戸に続く水運の要衝で、農作物や味噌・醤油などが江戸に出荷されていった。

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車両は今年の春に導入されたE131系。総合車両製作所sustinaシリーズの首都圏近郊の直流電化ローカル線向けの最新車両。日光線と相模線に導入されるよう。

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鹿島線からは遠くには鹿島臨海工業地帯も見える。鹿島臨海工業地帯は戦後に茨城県が誘致した国家プロジェクト。北側が鹿嶋市、南側が神栖市にまたがっている。大型船が入港できるよう海底を掘込して港を造成し、製鉄(旧住友金属)、石油コンビナートと化学工業(三菱化学など)、火力発電所、飼料製造業が立地している。

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ちなみに鹿島線や鹿島臨海工業地帯の通り、旧来の地名は鹿島神宮に由来する「鹿島」町。ただ、市制移行時に佐賀県「鹿島」市が存在していたので、市名としては「鹿嶋」市となっている。

鹿島神宮観光

鹿島神宮駅での乗り継ぎ待ち1時間でサクッとお参り。

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鹿島神宮駅から徒歩10分の丘の上にあるのが鹿島神宮。武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を祭神とする全国鹿島神宮の総本社。この一帯は古来は海が広がっており、鹿島神宮の立地する高台は水運上の拠点として、神話の時代はともかく大和朝廷の東方統治における拠点として発展したといわれており、平安時代にはすでに「神宮」と称された。本殿が北を向いているのも、大和朝廷の東北遠征を意識したものと言われている。そういった由来から武神である武甕槌大神を祀っているため、武士の時代以降も崇敬を受けていた。現在の社殿と楼門は江戸時代建造、重要文化財に指定されている。

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鹿島神宮の鎮座するのは三笠山。鬱蒼とした森が広がっている。奥の院は令和の大改修中。ちなみに境内には神使である鹿も飼われている(飼う?でいいの?)。奈良の鹿も春日大社創建時にこの鹿島から連れてきたものとされている。

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あとは戦国前期剣聖、塚原卜伝の生誕地としてアピールされてた。調べたけど堺雅人が演じてたのね。

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鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 鹿島神宮 10:42~水戸 12:00

JR鹿島線の鹿島サッカースタジアム駅から水戸方面に続いているのが、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線。大洗鹿島線も元々は国鉄鹿島線の延長として工事を進めていたところ国鉄の経営が悪化、結果として貨物線の運航をしていた鹿島臨海鉄道が引き受け第三セクター路線として1985年に開通。現在はJR貨物、茨城県、鹿島臨海工業に立地している企業が株式を保有している。鹿島サッカースタジアム駅まではJR線だけれども、運行上はJR鹿島線は鹿島神宮駅が終点で、大洗鹿島線は鹿島神宮駅から水戸間で運行している。鹿嶋市から茨城県の沿岸部を南北に結んでいる。水戸駅はJRと共用部分の8番線にホームがある。

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水戸が起点で、水戸から大洗は1時間に2~3本、鉾田(新鉾田駅)までが1時間に1~2本、鹿島神宮まで通しは一部昼間は2時間に1本になるくらいの運行頻度。

水戸駅から水戸から大洗間は通勤通学需要や、大洗への観光利用で結構利用者は多い。大洗駅は利用者が1番多い主要駅で、鹿島臨海鉄道の本社と車庫も大洗駅に併設されている。ガルパンとのコラボは今でも続いており、ラッピング電車や展示、グッズ販売なども行われている。

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鉾田市は首都圏有数どころか野菜類と芋の出荷額は全国1位のスーパー農業都市。日本一のメロン、水菜、ゴボウ、サツマイモの産地でもある。鉾田へは大洗鹿島線開通前には関東鉄道の子会社が常磐線の石岡駅から伸びていたけど2006年に廃線になっている。

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鹿島サッカースタジアム駅は鹿島スタジアムで試合があるときのみの臨時駅としてJRから直通列車が設定される場合もあるらしいけど、基本的には大洗鹿島線に乗り換える必要がある。試合がない場合は通過する。

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途中の「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅(ちょうじゃがはましおさいはまなすこうえんまええき)」もと日本一長い駅名だったけど、長い駅名バトルとしては現在は富山地方鉄道の「トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場」。

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JR鹿島線と同じで建設がされたのが比較的最近のため、途中に踏切は無く、直線の多い高架線が続いている(水戸駅手前の常磐線と並走区間には踏切もある)。一方で、鹿島サッカースタジアム駅から水戸まで全線非電化、車両は新潟トランシス(旧新潟鐵工所)の6000系と8000系。ディーゼル気動車と言え、かなりの高規格路線のためスピードはかなり出す。

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水戸駅からは北上します。

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本日の成果(新規乗車区間)

鹿島線 香取~鹿島サッカースタジアム(通過扱い) 17.4km

鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 鹿島サッカースタジアム~水戸 53.0km







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