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消費3.0を考えてみる

前回のお話(“買ったらいいものだった”でまわる世界)でさらに一歩みんなで考えた話。 頭の整理ついでです。

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◎自分の消費について考える(買う側の視点)
買ったらいいものだった、でまわることは素敵だけど、実際それはスタンダードじゃない。私だって服はできれば安い方がいい。ぶっちゃけお金もそんなにたくさんあるわけじゃないから、「いいもの」を基準にしていると高いものばかりで毎日は買えない。

そこで疑問が出た。
そもそも「いいもの」って何だろう。価格が基準なら安いものは「いいもの」だ。グルメの人からしたら美味しいものが「いいもの」だろう。そんなふうに人が何か買う(消費する)ときには選ぶ理由がある。買うときに選ぶ理由は多面的だ。

しかし、意外と自分の消費で優先している点を考えることはあまりない。こんなにも消費活動が毎日行われているのにも関わらず。自分が消費で意識している基準、そしてそれ以外の基準をいろいろ比べられたら面白いかもしれない。もっと消費を意識するかもしれない。

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消費3.0を考える(売る側の視点)
そもそも“買ったらいいものだった”でまわる世界とは何なのか。
「欲しいと思うものを必要な分だけ買えるようなのがいい」
ポツリポツリと出たのはそんな言葉だった。そこからなんとなくだけど、まとめたのが以下だ。

消費1.0:消費者の「欲しい!」を煽る売り方
消費2.0:チャリティ精神に訴える売り方
消費3.0:???

どう消費させていくか、みたいな。
消費1.0は「え、みんなやってますよ!」「やらないと時代遅れですよ!」みたいな消費者を不安にさせるようなもの。消費2.0は「社会的に良いことやってるので買ってください!」みたいな、欲しくなくても買うことに意義があると煽るもの。

どちらも消費者の気持ちが置いてけぼりになっているのでは、という話になった。「とりあえず売る」ことが全面的に出ている。

そうではない売り方ってなんだろう。
買う側も売る側も嫌な気持ちにならない形。まだ完全に答えは出てないけど、きっとそれが「“買ったらいいものだったでまわる世界」に近づくことなんだと思う。

#消費 #売ること #コンテンツ会議

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