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今さら?『地球の歩き方』▶︎いと

横浜読書会KURIBOOKS参加者の いと です。

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先日、5年ぶりに台湾を再訪しました。
「再訪」と言っても、もう片手で数えられないほど、台湾を旅しています。
今回は、私が地上の天国だと思っている大好きな場所、日月潭へ、3度目の訪問でした。

蒋介石が母を偲んで建てた慈恩塔から臨む日月潭
海抜ちょうど1000m
蒋介石はこの地をこよなく愛したらしい

海外へ旅に出る時、まず思い出すのが『地球の歩き方』。
ご存知の通り、バックパッカーのバイブル的な存在ですね。
(ちなみに、私も暖かいアジアならリュックひとつで出かけます)。

現在は(株)地球の歩き方が発行、(株)Gakkenが販売しています。
ですが、1979年の創刊以来、2020年までは(株)ダイヤモンド・ビッグ社が発行、(株)ダイヤモンド社が販売していました。

コロナウイルスによる渡航制限の影響から売上が激減したダイヤモンド・ビッグ社は今年5月に倒産。
このニュースには、少なからずショックを受けたものです。

世界中どこにいてもネットがつながり、瞬時に情報を入手できるこのご時世にあって、コロナの影響がなくても、売上維持は困難だったことと想像します。

…ですが。
とても個人的な感覚ですが、旅に出る時、ましてやそれが海外となると、私は何というか、スマホを含むデジタルへの信頼度が格段に下がるのです。

「旅に出る時」という感覚を突き詰めて考えてみると、「非日常」とも言い換えることができ、同じ意味でそれは災害時でもあったりするなと思います。

話が逸れそうになりましたが、要は、旅先ではアナログへの信頼度が高くなり、情報は紙媒体でほしくなるのです。

『地球の歩き方』の情報量は半端なく、しかも人気の観光スポットだけを取り上げるのではなく、国内をほぼ満遍なく網羅しているところがとても気に入っています。

今回訪れた日月潭は、台湾の方にはとても有名なところですが、日本だと旅行会社のスタッフさんもご存知なかったりする場所。

私がここを訪れたのも、『地球の歩き方』に載っていたからでした。
今、手元にある2017年度版では、その掲載スペースわずか4ページ。
(ちなみに「台北と台北近郊」は、74ページ)。
そこら辺のガイドブックにはほぼ載っていません。

小さなスペースに掲載されている場所をひとつひとつゆっくり見ながら、次にどこを訪れるか考えるワクワク感は、『地球の歩き方』ならではだなと思うのです。

今回、現地の方から、台東の太魯閣と宜蘭をお薦めされました。
「そんなところがあるんだ!知らなかった〜!」と言いつつお話を伺ったのですが、あとで『地球の歩き方』を開いてみたら、ちゃーんと載っていました。
次回の楽しみにしたいと思います。

【投稿者】いと

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