『成瀬は〜』で考える、好きな小説を語る難しさ▶ナガオ
成瀬ですよ成瀬、『成瀬は天下を取りにいく』。自分の読んだ本、好きな作品が本屋大賞を取ると嬉しいですね。おめでとうございます。
ところでNHKがその受賞を伝えていまして、
すごい!面白くなさそう!いやもちろんNHKニュースに求められている説明としてはこれが100%正解なんですけれども、正確に筋をなぞることと、作品の面白さを伝えることは違うなあと改めて思った次第で。
難しいですよね、小説を紹介するのって。とりあえず読んでよ!読んでくれたらわかるからさ!と思いつつ、でもエピソードやキャラの輪郭だけ話してもいまいちだし、かといってネタバレはしたくないし。
というわけで、もし自分が『成瀬〜』を人に勧めるとしたら、どういう風に入っていこうか考えてみました。
「第一話でこの主人公が閉店するデパートの中継に映り込もうとするんですよ。なんでそんなことを!?って思うんですけど、実はそれにはわけがあって…」
「この表紙の女の子が主人公の成瀬で、これが令和の世にびっくりするくらい痛快な言動・振る舞いをするキャラなんですね。たとえば…」
「舞台が滋賀の大津市、膳所というところで。この地元の描写が異様に細密でマニアックで、物語に臨場感があるんですね。まずこのデパートが…」
うーん、難しい!難しいんですけど、自分の好きな作品を紹介するために頭を捻るというのは、それ自体が最高の楽しみでもあります。ありませんか?ありますよね?
あると思った方はぜひ、横浜読書会 KURIBOOKSへ。あなたの推しの話を聞かせてください!
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【投稿者】ナガオ
(念のため書きますが、引用元は作者の経歴や地元の盛り上がりなどが紹介されていて本当に良い記事ですよ!)
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