読書メモ・置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい 著・渡辺和子

読む目的

・人からのおすすめ。知っていた本ではあったが手に取るきっかけがなかったので良い機会だと思い読み始めた

読書メモ

・自信を喪失し、修道院を出ようかとまで思いつめた私に、一人の宣教師が一つの短い英語の詩を渡してくれました。その詩の冒頭の一行、それが「置かれたところで咲きなさい」という言葉だったのです。

内容とは離れてしまうが、誰か言葉が人を支えられている。そしてそれを繋いでいる、と思った。

私は変わりました。そうだ。置かれた場に不平不満を持ち、他人の出方で幸せになったり不幸せになったりしては、私は環境の奴隷でしかない。人間と生まれたからには、どんなところに置かれても、そこで環境の主人となり自分の花を咲かせようと、決心することができました。それは「私が変わる」ことによってのみ可能

・他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられるという話。自分の課題と他者の課題を切り分ける、アドラー心理学にも通じるところがあるかもしれない。

人が生きていくということは、さまざまな悩みを抱えるということ。悩みのない人生などあり得ないし、思うがままにならないのは当たり前のことです。もっといえば、悩むからこそ人間でいられる。

・とても勇気をもらう。悩めている、ということに幸せを感じられるか。

ある日「ほほえみ」という詩に出合って変わったのです。その詩の内容は、自分が期待したほほえみがもらえなかった時、不愉快になってはいけない。むしろ、あなたの方から相手にほほえみかけなさい。ほほえむことのできない相手こそ、あなたからのそれを、本当に必要としている人なのだから、というものでした。

・まず自分から。必要としているのだ、と捉えることでおせっかいではないと思えるかもしれない。

「生きるべき〝何故〟を知っている者は、ほとんどすべての〝いかに〟に耐える」といったのは、哲学者の ニーチェです。生きなければならない理由がある人は、どんなに苦しい状況の中でも、生きてゆく方法を見出せる

・ゴールデンサークルにも通じる考え方。WHYが人を動かす。それは自分自身も含まれる。

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