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本『デジタルミニマリスト』が良かった

いままでの記事でも散々書いてきた内容ですが、めっちゃくちゃ誰かに会いたくなる"拡げるインプット期間"と、ひとりで閉じこもってひたすら何かに向き合いたい"深めるインプット期間"を一定周期で迎えて過ごすことが多い。語弊を恐れず言うなら僕はひとり好き。

そんなひとりで過ごしたい期間に邪魔だと感じてしまうものはオンラインの情報。『通知が気になる、SNSが気になる、流行に乗り遅れたくない』...。
何をするにも集中できなかったり、意識が寸断される感覚に嫌気がさしていたところに、Youtuberのmami dot.さんが本紹介の動画をUPしていた。

余談ですが、ミニマリストYoutuberさんも気付いたらmamiさんしか観なくなってます。ミニマリストになるためのメソッドではなく、ミニマリストとしての暮らしにフォーカスした動画がメイン。なので、ミニマリストがよく言う「好きなことに注力する」を体現した動画が多く上がっていて、ミニマリストになるメリットをイメージしやすいかと思います。どの動画もおすすめ。

mamiさんが動画で紹介されている『デジタルミニマリスト』を読破したので、インターネットに疲れてきた方やデジタルデトックスが気になっているという方に向けて、かつ自分の備忘録として要点をまとめてみます。

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デジタルミニマリスト

テクノロジーのおかげで、私はこれまでにないほど人間らしく生きている
締めの言葉に綴られた一言。

ここでいう人間らしさを「対面での会話は、何よりも人間らしい-人を人たらしめている-行為だ。」と筆者は定義しています。
要はこまめにSNSで"いいねを100回押す"よりも、"たった1回ゆっくりコーヒーでも飲みながら直接会って会話"しようねって話。

いまの時代、完全にオフラインにすると逆に不便になってしまうので、インターネットを完全にオフラインにするのではなく、あなた自身に利益をもたらす関係をインターネットとの間に築くことを最終目的としています。

デジタルコミュニケーション(デジタル機器を介した会話)のメリットとして、『会話をしたい相手との間の距離という邪魔者を取り除く効果がある』、『気軽に思い立ったときにすぐ会話が出来る』ことを取り上げていました。
例えば、平日午後の予定が思いがけず空いたときにSNSを通じて散歩相手を見つける、とか、懐かしい友人が遠い街から遊びに来たときに、近況報告をしあえる時間を設ける、とか。

他人と向き合うことで、人は聞く力を養う。共感する力を身につける、自分の話を聞いてもらえる喜び、相手に理解してもらう喜びを知る。大切にすべき社交は本物の会話だけであり、テキストベースの会話がもはや代わりとしてなりえない
この本物の会話を得る手段として、デジタルコミュニケーションという魔法を手放すことは求められない。
-デジタルの恩恵を最大限にもらいながら人間ベースに繋げる一つの手法として使うことを推奨してる

ここで怖いのは、デジタルコミュニケーション・対面の会話に問わず、コミュニケーションが増えると孤独感が減って幸福度が上がる。しかし、デジタルコミュニケーションの情報量は何十分の一となるので、交流における価値は下がってしまう。
多くをこなせないが、一緒に過ごす機会がなくなった分の大きな損失を埋めるに足らないだろう

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…ここまで言われたらやるしかなくない?
内容として『デジタルミニマリストのメリット』、『デジタルミニマリストのなりかた』はもちろん、『SNSはスロットマシーン』や『自分の時間の持ち方』『自分の時間の過ごし方』

そのうえで「デジタルとの向き合い方を見直して、人間らしさを取り戻す」ことを示してました。

いやいや、めちゃめちゃ刺さった良書でした。
最近SNSで周りが気になって勝手に焦って、なにをこんなに急かされているんだろう…と思うことが多く疲れ気味でした。
来たる"拡げるインプット"のときまで、自分の時間を過ごし方を見直して人間らしさを再認識しようと思います。

そのときはコーヒーでも飲みながら本物の会話しようね

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