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イメージトレーニングのすゝめ

一流と呼ばれる人は皆、逆境を乗り越えている。

過ぎてしまえば逆境はほろ苦い思い出ぐらいに変わるが、渦中に居る時はパニックで何から手をつけて良いか、食事も喉を通らない状態になる。

これが逆境に陥ったときの一般的なメンタル状態と言えよう。

これを乗り越えるための重要な要素にプラス思考がある。
ネガティブ思考に陥ると解決できるものも解決できなくなる。頭で考えて難しいと判断してしまうと、本当に難しくなるものだ。

状況を困難にしているのは状況そのものではなく、その人の状況の捉え方にある場合も少なくない。

本人が逆境と思わなければ意外に簡単にその状況を突破できる。

本物のプラス思考をつくり出す為に、いい意味の「思い込み」が有効だ。
代表例にイメージトレーニングがある。

イメージトレーニングというと、何かを視覚的にイメージするものだと考えられがちだが実はイメージ方法によって異なる脳内メカニズムが働いていてそれぞれの効果を得ることができると言われている。

例えば、技術習得促進のためには運動イメージ法を、モチベーションを高めたいのであれば、成功イメージ法をという感じでイメージトレーニングは用途に合わせて使い分けると効果的なのだ。

ここで良いイメージを持って問題解決に取り組むことが困難な状況を打破するきっかけになっている。

人は誰でも「映像化できる」と実現化の可能性を高めることができる。

ゴルフ界の帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスは、「イメージトレーニングは、実際のプレーより大切だ。なぜなら実際のプレーは直前に描いたイメ-ジのおさらいをするにすぎないのだから」と語っている。

危機やピンチ、スランプなど逆境に追い込まれることは誰にでも起こり得る。

こうした時にある程度平常心を失うのはやむを得ないが、
できるだけ多くの割合で平常心を保てるかが、逆境を乗り越えるのに重要な要素となる。

それには「良いイメージ」に加え、「失敗のイメージ」を様々な角度から描き、解決策を綿密にチェックする「負のシュミレーション」も効果的だ。

二流のプロゴルファーは成功のイメージだけ描く。
一流のプロは失敗のイメージを描き、それを克服するところまでのイメージトレーニングをしている

一流の人間はこのイメージトレーニングの習慣が無意識的に身に付いているという。

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