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ノリと勢いで地球の裏側までいった備忘録①(手配編)

「フットワークの軽い引きこもり」というのが座右の銘みたいになってる私なのですが、まあ会社では海外出張行ったり、プライベートではダイビングいったりスノボ行ったりと一見するとめちゃくちゃなアクティブな人なんだなって誤解されることが間違いない。

で、また私も適当に答えるので自分の答えに責任をもっていなくて、それがそもそもの発端。

2019年3月ごろにいきなり仕事で知り合ったRさんからLINE。

『今年の年末って、日の並びがめっちゃいいんですよ。で、前に飲んだ時にウユニ塩湖に行きたいって言ってたじゃないですか。わたしマチュピチュ行きたいんで一緒にいきません?私と、私の大学時代の友人と3人で

何それ怖い。

いきなり知り合いの知り合いと行こうと言われてめっちゃビビった。あれだな知り合いの知り合いは皆友達クラスタだな、お前。と思いつつもよく話を聞いたらお会いしたこともある人だったので、「マジで私邪魔じゃないですよね?」と確認したうえでめっちゃ悩む。

予算は大体50万円。でもこれ、通常ツアーでいったら100万超えることもザラ。(だって年末年始)

そもそも「死ぬまでに一度は見に行きたい絶景!!」と言いまくっていた上に私が言いまくる所為で弟夫婦が新婚旅行で先に行ってきて「よかったですよ!!!」とかドヤ顔で言われるし、「お前ら私が言わなかったらウユニ塩湖なんて知らんかったくせに」とか臍をかんだのを思い出すし。

地球の裏側の上にスペイン語圏。何回乗り換えるんだ。体は持つのか状態だし……

だがしかし、このRさんは海外旅行の達人

この人が一緒に行ってくれ、この人が手配してくれる。これ以上に心強いことはあるだろうか。あと、なんとなく予算と金銭感覚も似ていることは確認済み。きっとこの機会を逃したら私は一生地球の裏側なんていかない。賭けてもいいくらい。

でも知り合いの知り合いと女3人旅なんて、絶対1人あぶれるやつやん?

という気持ちもほんのりありつつも「3人だったら部屋代とかが下がるから私たちも助かります」って助け船出してくれたおかげで(実は海外って3人の部屋ってあまりないのでむしろ高くついたりもあるんですよね…きっとこれはRさんの優しさやったんかなと思ってる)行くことに決めた。

で、親にも「今年の正月は悪いが不在でいいか」という許可をとり手配を始めたんだけど手配の時点でかなり苦戦していた。っていうかRさんだけに任せるわけにもいかないので私も色々調べたんだけど、春の時点で日本の国内旅行会社はまだ年末の旅行設定なんて出ていない。

なので、海外の旅行会社でしかもオーダーだけ受け付けてくれるところに確認をとってみたりする。

英語のやり取りは全部Rさんがやってくれてるけど結構苦戦してるっぽかった。例えばウユニはスペイン語ガイドしかないよ!とか。

いやいやスペイン語無理!せめて英語にしてよう!と泣きついたら「このドライバーはスペイン語しか話せないけど、平気平気!!!!みんなどうにかなってる!!!」と。

そこで、経験者ということで弟に聞いたら、弟が使ったという現地で日本人が経営している旅行会社を紹介してくれて南米の現地周遊はそこにすべてアレンジを頼んで、なんとか宿も確保。ガイドも日本語か英語で決定した。

ここは弟のアドバイスがめちゃくちゃ効いたところだった。

ガイドはつけろ。そして絶対に英語か日本語話せるガイドにするんだ!!!!

特に南米にイヤホンガイドやら多言語看板なんて日本で見かけるような多言語化を期待してはいけない……本気で何もない。ガイドはつけておかないと「なんだかわかんないけど含蓄のありそうな岩を1時間見続ける」とかいう状況がザラにでてきてしまう。(日本の多言語化おもてなしってすげえなって思った)

日本語ガイドが確保できないなら英語ガイドでもまだわかる。大丈夫、あっちもネイティブじゃないからお互いに同レベルの英語でなんとなく話せる。大丈夫。日本語しゃべれる現地ガイドに至っては「LINE交換して写真共有する?」なんてことまで言ってきてくれる。
(あと、色んなサイトは「ウユニについてから日本人観光客を数多く受け付けているツアー会社があるからそこに当日とか滞在期間中たのめば現地手配の方が事前より安くあがる」的なことを書いている。
実際私がウユニの町を歩いているといろんなツアー会社があった。
ところが年末年始ということもあり、ほぼ満席で半泣きでツアー会社を探してる日本人を何人か見かけた。
こんな地球の裏側までくるのだ。ケチらず事前に予約して万全の体制をお勧めしておく。マチュピチュだってそうだぞ!)

というわけでなんとなく、日本から南米までの旅費往復で30万弱、南米周遊(ペルー&ボリビア)20万円強くらいでなんとなく予約ができた。

ただこれは本当に旅の達人Rさんだからできたこと…としか言えないのが、南米の航空会社の予約。今回の旅、ロサンゼルスから南米に飛ぶのにはラタム航空って会社を使った。南米ではめちゃくちゃ大きいキャリアだけど日本にはほぼ直行便はないという「ワンワールド系列なんだぁ」と初めて知ったくらいの航空会社。これはRさん曰くなんだけど、予約してから時間変更がコロコロ発生する上に、時間を変更したという連絡はない。

これはラタム航空が、というよりは南米の飛行機自体がディレイ(遅延)と欠航の嵐。

しかも英語で問い合わせてもスペイン語がメインの地域だから英語の返答が遅いし、「そもそも伝わってんのこれ!?」ってなってたらしい。なので私たちの結論としてはExpediaなどで全部一括で飛行機だけでも予約したほうがよかった。ということになった。Expediaで予約したら問い合わせはこっちは日本語だし、Expediaが責任もって対応してくれるしね!!!と。

ところが、後にラパスの空港で出会った日本人の男性は「Expediaですべて予約したところ、飛行機の予約がすべて入っておらず、急遽自分でバスを手配し20時間近くかけてここまで来た」とか言ってて震え上がった。

ということで、一番いいのは多少手数料を払っても日本語or英語の通じる旅行会社を通して、全行程通しで航空券まで手配してもらうことかもしれない。


【手配編の重要ポイント】

①現地のガイドはケチってはいけない。事前にガイドをつけよう。できれば日本語か英語で。

②日本人が経営している現地の旅行会社などで全行程通しで航空券まで手配してもらうのがベストっぽいが、自己手配の場合は、特に南米に入ってからの飛行機は予約後も時間変更がコロコロ変わるので注意。

今回使った旅行会社、本当によかったのでおすすめしておきます。現地でトラブった時も即対応してくれるし安心感がハンパなかったです。

カントゥータトラベル http://www.cantutatravel.com/

→その②につづく


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