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優しさとは

今日の新聞記事より。

優しくしない。同情しすぎない。気休めをいわない。NHKの元アナウンサーの村上信夫さんの言葉である。
相手が『自分自身でじぶんを助ける力を引っ張り出す』まで、余計な励ましなどせずに傍らでじっと待つこと。人を支えるというのはそういう厚い沈黙のことだと。『相手の絶望に完全に寄り添うのは難しい』と思い知る人から、「お気持ちはわかります」といった生半可な言葉など出てくるはずがないと。

一見冷たく見えるけれど、言葉の重みと、人間の尊厳を知っていらっしゃる方だと思いました。この場合の『待つ』って、受動的ではなく、とても能動的なことですね。

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