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サラ女日記#11 辞めたら後悔すると脅されたけど、転職してよかったです

#転職体験記

新卒でふらーっと入社した会社(販売職)が、毎日強制残業+サービス残業当たり前&定時で上がれるのは月2回までだったとき、最初の転職をしました。

入社以来、先輩たちが続々と辞めていき、どうしてだろうと思っていた新入社員1年目。
2年目にはその理由がじゅうぶんにわかりました。

もともと、学生時代、就職活動自体がおっくうで、とりあえず応募した2社目で内定決まって、あとはゲーム三昧の日々を送っていた私が悪いんです。

今思えば、もっとちゃんと企業研究とかすべきでした……。が、学生時代はそんなことより、残り少ない学生の自由時間を趣味(ゲーム)に費やしたいばかりに、考えがおよびませんでした。

退職までも時間がかかり、辞めたい、と言ってもすぐには辞めさせてもらえず、次の新入社員が入社するまで待つように言われました。

退職がかなったのは3年目の4月末(在職2年1か月)。
もちろん有給休暇は使えず、捨てました。

当時、私が配属されていた売り場の主任には「辞めたら後悔するぞ!」と脅されたのを今でも覚えています。

なにぶん、初の就職→退職だったので、売り場の主任の「辞めたら後悔するぞ」はただただ怖かったです。
具体的にどう後悔するのかとかの説明はありませんでしたが、まだ若かったせいか、とにかく怖かった。

売り場の主任が退職を取り合ってくれず、それでも先輩たちにこれまで辞めた人がどうやったかを聞いてまわり、なんとかほかの売り場の主任に相談→話を通してもらい退職できました。

結果、辞めたことはまったく後悔していません。
当時の主任に「辞めても後悔しなかったんですけど?」といいたいくらいです。

なんでしょうね……少なくとも今から20年ちかく前は、世の中的にも就職後に辞めることは悪いこと、みたいな定説というか共通観念みたいなのがあったのかもしれません。

といっても転職斡旋業者のCMが流れてはいたし、転職自体は普通にあったので、しいて言えば、転職はスキルアップや給料アップを目指してするもので(これは今もですね)、今の職場がつらいからやめる、はあまり認められていなかったのかも。

あの時辞めたおかげで、退職後の離職票やら失業手当やらの知識も得られましたし、私の場合は次の就職先(派遣社員)が決まって、お祝い金まで国にもらえました。

また、さいわいにもそのときの派遣先企業で、のちに契約社員になる機会を得て、試験を突破した今、正社員として働かせてもらっています。(新卒だったら採用されてない😅)

一番の理想は、もちろん新卒で入った会社で退職までやりたいことをやる、だと思うのですが、なかなかそういうケースが実現しているのもレアな印象を受けます。

なので、私は、今の会社を辞めたいなら辞めていいんじゃないかな、と思う派です。

あまりに何度も繰り返すのは得策じゃないとは思いますが(同じ会社に長年いるメリットもある)。

辞めないと、少なくとも次の会社との出会いはありませんしね。(引き抜きとかは別として)

同時に、就職って縁だなぁ~とよく思います。

私は今の会社、派遣先になるまで知りませんでした。

初めて派遣先として働いた会社では、社員の扱いが新卒で入った会社と全く違いました。

正社員についても、ザ・ホワイトって印象で、定時に上がっていく人たちを見て、こんな会社あるのかと驚いたものです。この点は、派遣社員として働くメリットかもしれませんね(働く先の会社の実情を知れる)。

ある意味、最初にひどい職場を知っているからこそわかるありがたみでもあったりするので、最初の会社の経験も無駄ではなかったと今は思えています。

ほかの会社を知っていることって、ちょっとした強みにもなりますよね。
(事実、今の会社でも、「こんなひどい会社はない!」と辞めていく人たちがたまにいます。←大抵戻ってくる)

今の会社ではサービス残業を強要されることはないし、有給休暇も使わせてもらえます。もうそれだけで十分ありがたいな、と。(ハードルがだいぶ下がってるだけかも)

やりたい仕事なのか、と聞かれると痛いところですが、やりたいことをやるための生活費と時間はもらえているから、と納得はできている、かな。
(会社員でやりたいことだけできている人って、稀な気が…)

仕事やだなー、仕事したくないなぁと思うときはままあるんですが、今の会社辞めたいなと思うことはないです。

やりたいことを仕事にするのがベスト、とは世間的にも言われていることで、わかってはいるけれど、やりたいことだけやって生活できるようになるには、普通の社会人ではなかなか難しいのが実情では…?

やりたいことがかならずしもお金につながるとは限らないし、だけどおなかは減るし、寒い思いもしたくないから衣食住の最低限は守りたい。
生活の安定のために費やす努力は最低限に抑え、余暇で好きなことをする。
私ができているのはそれくらい、ですね。

仕事にはライフワーク(生きがい)とライスワーク(ご飯を食べるための手段)があると教わりました。

それでいうと確実に私の仕事はライスワークです。
いつか、ライフワークでお金を稼げるようになるといいな。

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