Day693 「赦すたびに私たちは、罪は存在しないと自分や他の人に教えている!」
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罪と罰の概念も意識も、ある目的のもとに人が作ったもので、もともとこの宇宙には存在していなかったと私は見ています。
けれども、紀元前2100年ころにメソポタミア文明のウル第三王朝で最古のウル・ナンム法典が作られてから、およそ4000年にわたって人類はこの仕組みの中で生きてきました。
やはり、私たちが「罪はない!」と受け入れるのは不可能に近いことなのでしょうか?
私はそうは思いません。さいわいなことに、私たちには698で書いた、
「罪の意識を感じるその場所に置かれた赦す力」
があるからです。
今日は、これがどんな働きをしてくれるかをさらに詳細に自覚してみましょう。
あなたがある人と街で会う約束をしたとします。ところが、炎天下のなか30分ほど待っても彼は待ち合わせの場所に現れません。
途中で何度かメッセージを送りましたが、既読にもならずあなたは途方に暮れます。
あまりの暑さにカフェに避難したころ、ようやく彼から「すみません、すっかり忘れいていました! 大急ぎで向かっています!」とかなり恐縮した返信が届きます。
彼の到着を待つあいだ、今日の約束が「相談したいことがあります。お時間をいただけますか?」という彼からの依頼だったことを思い出します。
あなたの思考は無意識のうちに「これは紛れもない罪だ。どんな罰を与えてやろう!」と、彼の無礼な行為を裁き始めます。
と同時に、
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