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Day530 「私とは、すべての人と対等で、誰とでもひとつになれる形のないものである!」

: 倉園との1on1レッスン「ワントレ2」春のキャンペー中!

あなたと私の身体を比較すれば、かならず優劣の意識が芽生えます。

評価の基準は時代によって異なりますが、いまなら身長が高く、体重が少ないほうが「シュッとしている」とされるでしょう。

顔ならば、鼻が高くて目は大きく二重で、頬骨が細く、色白のほうが「イケメン」や「美人」と言われるでしょう。

運動神経や音感やリズム感がよければ、人気者になるのも夢ではありません。

そして何よりも「頭のよさ」ほど現代の評価に貢献するものはありません。知能や記憶力が高く、理解が早い人ほど「優秀」の称号を得られるでしょう。

今日はかなり真摯に、

「本当に、私はこんな世界を生きていたいのか?」

と自問してみましょう。

私は少なくとも、次の2点を理由にきっぱり「NO!」と断言します。

① 身体の見栄えや能力を競う世界にはかならず序列が生まれる。ここでは、私は誰とも「ひとつ」にはなれない。
② 身体の見栄えや能力には「年齢とともに失われる」という逃れられない宿命がある。ここでは、私は絶対に平安を得られない。

あなたも同じことを感じたなら、さらに踏み込んで次の問いについて考えてみてください。

「身体の優位を駆使して、私たちは何を得ようとしているのか?」

お金や地位や名声などの「成功」は、この答えの象徴や代替に過ぎません。私たちが心の底から欲しているものとは、

「他の人から愛されること!」

ではないでしょうか。

おそらく、私たちは幼いころに、勉強やスポーツや芸術など、さまざまな競争の分野で、

「自分が優れていないから愛されない」

という切ない経験をしたのだと思います。

仕方なく、他の人より優位に立てそうな身体の能力を磨き、少しでも愛されることを目指してきました。

でも、そのプロセスでやってきたのは、

「他の人を見下ろせるところまで上に昇る」

という試みにほかなりません。

もし、その競争に勝利したとして、いったい誰に、

「さあ、頂上に到達した私を愛してくれ!」

と言うのでしょう?

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