Day093　今日は「自分に足りないもの」を思い浮かべて、それらがすべて「人工のもの」だと確認する。

最初に「いまの私に足りないものは何か？」と自問します。

わかりにくければ、質問を「あと何があれば、自分を完璧に信頼できるだろう？　揺るぎない自信がもてるだろう？」に変えてもかまいません。

評価や実績などの結果に関連するものは、すべて「人工のもの」になります。

なぜならば、何かの結果を出すためには、仕事や試験などの人が作った枠組みと、採点方法などのルールが必要だからです。

この意味で、その枠組み内で発揮されるスキルや能力や経験も、まさに「人工のもの」ということです。

体力や運動神経、各種の知能、才能、センスなど、生まれながらに手にすると言われているものも、じつは「人工のもの」にほかなりません。

これらの優劣もまた、スポーツや芸術、学問、職業などの人が作った分野なしにはけっして測れないからです。

体力に関して、よく「自分は人よりも疲れやすい」という悩みを耳にします。

じつは、これも「それは何をしているとき？」と考えてみれば、先に挙げた、人が作った枠組みや職業の中の話だとわかるはずです。