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トレンドアフィリに疲れたら、立ち止まるのも悪くない(ってことにしとこう)

 こんにちは、くらやです。
昨日は「アフィリエイトをはじめてみたいひと向け」に、「稼いだその先を考えて欲しい」という話をしました。

 今日は、「トレンドアフィリエイトを実際にやっている人」の中でも、ちょっと疲れてきちゃった人に向けてお話しをします。

 僕自身、トレンドアフィリエイトを続けていて心がぞりぞり磨耗した経験があります。それでも何とか方法を模索して、月収10万という成果が出るまで続けてこられました。

 トレンドの背中を追い続けて息切れしていたり、何か迷っていることがあるなら参考になる内容かと思います。


いっそ、人について書くのをやめる

 僕がトレンドにだんだん疲弊してきて、まず初めにやったことがこれです。興味のない人について書くことをやめました。
 ビジネス的には間違っているんだろうけど、ビジネス的な正解を追い続けた結果疲れてしまったので、潔くやめました。

 では何をしたかと言うと、ひとまず「おいしいもの」について書きました。あくまでも仕事なので、話題になっていて需要のあるネタを厳選して扱いましたが、題材は人ではなく食べ物です。

 結果どうなったかと言うと、ちゃんとアクセスが来ました。何より、僕自身楽しみながら書いた記事なので、あとで見返しても心がささくれません。
 しかも、広告のクリック率がものすごく高かった。一応、偶然ではなく「人で書くのをやめたぶん、別のところで収益を上げなければ」と考えてつくった作戦を実行した結果でした。

 王道と違う道を歩むのであれば、それくらいは考える必要があります。でも、考えて、やればできるってことは、不可能じゃないってことなんです。
 あなたの歩いている道が望んだ未来に続くように、時には道を作ったり、歩きやすい道を探したり、わくわくする目的地を設定したりっていうのもなかなか楽しいですよ。

 もうひとつの方法としては、「この人は紹介したい、と思った人についてだけ書く」のもおすすめです。
 アクセス需要がありそうな人限定ではありますが、その中でも「この人についてはもっと知りたいな」「何をしている人なんだろう?」と感じた人についてだけ書く。これなら無理がないし、「文字数足りない、もう少し書かないと……」みたいに文章をこねくり回す必要もありません。

 他にも、テレビやニュースで話題になった観光地やお店について書くのも大いにアリです。その場合、私は「いつか行きたい!」と感じた場所のみに限定して記事を書きました。

 「自分が行く」もしくは「素敵な場所を友人に紹介する」つもりで調べていると、なんだかいつもより有益で楽しい記事になります。

いっそ、トレンドを追うのをやめる

 現在の私がまさにこの状態です。今の私は「爆発的なアクセスが期待できるトレンドネタ」ではなく、「自分の経験から得た知識や想い」をもくもくと発信しています。

 いきなりこの段階に舵を切るのは難しいので、まずは「テレビ番組・ニュース以外から記事の題材を探してみる」だけでもいいです。
 週に一度だけ、トレンド以外の記事を書くとか、美味しいネタが見つからなかったときだけ思い出したように書くのもアリだと思います。

 実は気になってるけど、調べても出てこないこと。仕事をしていて気付いた経験やノウハウなど。
 「1年前の自分が知らなかったこと」や「新人のときと比べて、今の方ができること」を並べてみるだけでも、けっこうな品揃えになると思います。

 例を挙げると、私は昔、「人の考えていることがわからない」という悩みを解決するために、Twitterやブログ記事などで何気なく発された言葉や思いを読み漁っていたことがあります。
 「今日はこんなことがあって嬉しかった」「こんなことをされるのは悲しい」など、本当に何気ないものばかりです。それでも、他人の感情についてとにかく多くのデータを必要としていた当時の私にとって、それは何より良質な教科書でした。

 自分の知っていることやできることなんて、みんな知っているし……と思ってしまいがちですが、そんなことはないと、私は思います。

 世の中にはいろんな人がいます。求めているものもひとり一人ちがいます。その中で、あなたの言葉を必要としている人はかならずいます。その人に向けて、まずは、何でもいいです。なにかを伝えてみてください。言葉でなくても、絵でも、写真でも、たとえば笑顔でも。

 あなたの中にある何かを形にすることは、間違いなく、あなたにしかできない役目です。まずは自分の中にあるものを外に出してみてください。きもち、できごと、知っていること。きっとあなたが思っていたより、たくさんのものがあると思いますよ。

立ち止まるのも悪くない。

 僕がトレンドを追うのをやめてから、当たり前ですがブログの収益は落ち込みました。その代わり、時間ができたので、知人からのお願いごとをたくさん引き受けることができました。

 ご飯屋さんのメニューを作ったり、ポスターをデザインしたり。ブログの集客で悩んでいる人、ホームページを改装したい人など、たくさんの人が声をかけてくださいました。

 もともと僕は、「ブログで月収10万とか全然大したことない……」と思っていたのですが、その過程で身につけた力はけっこう役に立ちました。特に「ブログを新規で立ち上げる」とか「ホームページを新しくする」とか、そういうお手伝いはとても喜んでもらえるのです。

 僕からしたらあまり苦もなくできる楽しいことですが、これを誰かがありがたいと思ってくれる。助かったと言って喜んでくれることに、そこで初めて気がつきました。

 僕の行きたい方向って、こっちなんじゃないかなあ、とぼんやり思ったのはこのときです。

 心をすり減らしながらアクセスや収益を追い求めるより、誰かの「困った」や「こうしたい!」を叶えるお手伝いをする方が、なんだか楽しいぞ……。

 昔の僕が聞いたらまた鼻で笑いそうだと思いましたが、(こっちのほうがいい)という温かな感覚が、お腹の底にじんわりと染みていきました。

 自分は楽しくできるけど、他の人が出来ずに困っていること。人からお願いされること。それを見逃さずにちゃんと受け取ることができれば、どうやら楽しい方に行きそうだ。いまは、そう考えています。
 これはもちろん、僕だけの特別でもなんでもなく。あなたにもあるんじゃないかなと思うので、ぜひぜひのんびり、たまには立ち止まってみてください。

 今日はここまで。それでは、また。


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