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勝者しか記録には残らない

ハマる人、モノがその時々で変わり多岐に渡るため、時々、現代ではない時代が調査対象だったりします。推しになってしまった歴史上の人物やモノにハマり調べるうち、あることに気が付いたのですが。

歴史の勝者もしくは何かを成した人以外は、基本的に記録には残らない。
(応仁の乱みたいな戦で燃やされたり、単なる火事で焼失したりしてるのも事実なため、一概に記述がないとは言い切れないですが、令和の今、なにも資料とできる文書がない点では記録がないと同じです)

当然といえば当然ではあります。現代だってごくごく平凡に人生を過ごした一般人について、その半生や存在を記録されることはあまりないですし。今であれば戸籍があるので、生まれ死んだ日などは残りますが、細かいことを他者が記録してくれることは少ないでしょう。

個人的に所謂「推し」と呼んでいる歴史上の人物には、平安時代や戦国時代に生まれた方がいます。華々しい時代なので、長い時代の間に活躍した人々については日本史の教科書に載ったりドラマの主人公になったりしますが、それはその時代の中で勝者であることが殆どです(文化人はまた別ではありますが。しかし詳細が不明な人も多いです)

後世に伝わるような記録があるかないか。

戦で負けたという記録は残っても、敗者について事細かな記述があることは少ないような気がします。
まぁ、残す必要があるのか?であるんですけど、敗者側や歴史を動かせような何かをしなかった貴族を推してると、史料が少なくて困る!!!
(今でも残っている史料については、記録を残す指示があったのか、単なるメモ魔だったのかは分からないですが、事細かに書き残してくれた人のお陰ではあるので、メモ魔ありがたや)

そんなわけで、推しである源博雅のもっと細かいこととかお墓の場所を知りたいし(博雅の墓参りに行った人の記録はあるのに)上杉景勝や直江兼続ではなく、上杉景虎と直江信綱の新たな史料が欲しい……。
どこかの蔵に未発見の書物があったりしませんかね?源氏物語のように。



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