【イベントレポート】ちくま未来フェスタブース出店
2024年5月18日(土)開催
こんにちは!暮らすroom'sです。
暮らすroom'sでは県内の女性のリアルな声をあつめて、長野県の女性がさらにウェルビーイングになるように様々な活動をしています。
今回は『第5回ちくま未来フェスタ(以下未来フェスタ)』(2024年5月18日開催)に、ブース出店しました。
場所は千曲市の「信州の幸 あんずホール(旧 更埴文化会館)」。
61のクラフト&ワークショップと20のキッチンカー&フードコートで盛り上がりました。
暮らすroom’sは、以前上田イオンで行われたイベントで大盛況だった「モヤハレの木」を出店しました。
イオン上田イベント『国際女性デー上田つむぎば』についてはこちら
では、千曲で受け取ったリアルな女性の声と、今後の期待について書いていきます。
モヤハレの木
モヤハレの木とは、日頃から抱えているモヤモヤを書き出す場所です。
前述した上田のイベントでは多くの方のリアルな声を表に出すきっかけとして好評でした。今回のブースでも、付箋にもやもやを書き、書いた付箋を大きな木に貼り付けました。
付箋がたまると大きな木に葉っぱが茂りました。
モヤモヤを書き出して木にしてすると、カラフルな色合いも相まって、ネガティブなイメージのモヤモヤをカジュアルに表現できます。
ご家族連れでいらっしゃった場合は、可能な限りみなさまにお声がけして付箋を貼っていただきました。
小さいお子さんには、付箋に絵を描いてモヤハレの木を盛り上げてもらいました。
ジェンダー問題は女性だけでなく、男性や子ども、中高年、高齢者とみなさまからの意見を中立的な立場から考えたいと思っています。
ここからは実際の付箋の内容をよく見ていきたいと思います。
女性からは仕事や家事育児の分担に関する声が多く集まりました。
もう少し職場の理解が欲しい
仕事もしているのに、家事や育児を女性だけがやるのはヘン
子どもがいる家庭の切実な声もありました。
「小学校の給食費が約1000円上がると毎月1万円の入金をしないといけなくなる。収入は据え置きなのに…」
千曲市で「室内で遊べるところがほしい」という付箋も貼ってあります。
体育館など天候に関係なく子どもを遊ばせられる場所があると、育児中は助かります。
夏は暑くて外で遊びにくく、冬は雪が降るため、子どもとの居場所に悩む方が多いのかなと創造しました。
男性からは、女性を気遣いたいけれど難しいという意見が目立ちます。
育児のための休みに寛大になってほしい
夫婦で仲良く過ごしたい
小学生から中学生の子どもたちからの付箋。
子どもならではの男女の考え方の違いが面白いですね。
男子がうるさい
女子がこわい
学校現場でのモヤモヤ
学校現場ならではのモヤモヤも挙げられています。
教員の労働環境の改善を望む意見がありました。
そして子どもたちからは「女子こわい」という男児からの声が書かれた付箋があります。
「男子がうるさい」という付箋も、小学校高学年の女子が書いていました。
「女子」「男子」とひとくくりにして対立する風潮は、子どもの頃によくある話ですよね。
ジェンダー問題は教育現場から始まっているともいえます。
子育て世代から
共働き世帯が増える中で、子育てとの両立に対してのモヤモヤが具体的に書かれている付箋を紹介します。
「小児科の予約がとれない」
「保育園に入れない」
「子どものことで会社を休みにくい」
子どもがいる家庭なら、一度は悩んだことがある内容ではないでしょうか?
とくに新型コロナウィルスの蔓延以降、小児科の予約は取りにくくなっている印象です。
女性の働き方について
「仲間の女性がどんどん仕事を辞めてしまう」
さらには「女性管理職を増やせと言われても、女性がどんどん辞めてしまうので無理」という声も書かれています。
長野県の女性管理職の割合は全国ワースト1位という事実の裏付けのようにも感じられます。
ブースで感じたこと
みなさんにモヤハレの木の付箋を書いていただく際に感じたことがあります。
ブースに来てすぐは、「えー、なんかあるかなぁ。」と思い浮かばない様子の方が多くいらっしゃるけれど、他の方の付箋を見たり、暮らすroom’sのブース担当者と話したりすると、モヤモヤが自然と出てくるのです。
パッと聞かれるとわからないけれど、話が進むにつれてどんどん出てくるモヤモヤ。
普段から感じているモヤモヤも、どうにもならないとそのうちに慣れてしまうことがあるのかなと感じました。
そのモヤモヤをしっかり言語化して伝える手段として、モヤハレの木はやっぱりすごい(笑)。
またもう一点気づいたことは、モヤモヤを付箋や会話でアウトプットすると笑顔が増えるということです。
一人で溜め込んでいたモヤモヤ。
『自分だけだと感じていたモヤモヤが、実はみんな感じていることだった。』
外に出して誰かと共有して、自分だけではないとわかれば、ほっと気持ちが楽になりますよね。
この気持ちの共有が大事だなと思っています。
ブースに来てくださった方が少しでも楽になってくださったら、うれしいなと思っています。
本当の意味での『自立』
私たちが考える自立とは、頼れる人を増やすこと。一人で頑張るのではなく、人とつながり、自分を理解し、相手に伝え、頼れる関係性を構築する。
助けてもらうことも、助けることも気が引けない女性が生きやすい長野県にしていきたいと思っています。
暮らすroom’sはモヤモヤを否定したり、もっと頑張れなどということはありません。
長野県の女性に寄り添って、リアルな声と共にもっと女性が幸せを感じて生きられるような取り組みをしていきます。
定期的にイベントを開催しています。
千曲市以外でも各地でお話会などのイベントを行っていますので、ぜひLINE登録して興味のあるイベントにご参加ください。
過去のイベントについてはnoteをフォローして、各地のレポートを読んでみてください。
公式LINE登録&アンケート
ちくま未来フェスタでは暮らすroom’sの公式LINEにてアンケート調査も実施しました。
1分程度で終わるアンケートとなっています。
アンケート調査では、どんな悩みを抱えているかなど、リアルな長野県の女性のお困りごとを調べています。
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ちくま未来フェスタを通して
今回は千曲市で初となるブース出店では、イベントにお越しくださった千曲市や周辺地域の女性の魅力をたくさん感じました。
そして、千曲市や周辺地域ならではの課題解決のヒントになる情報をたくさんいただくことができました。
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
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