「金利ある世界」生活への影響は?
こんにちは。リタイヤアドバイザーのタムタムです。
最近の物価高、毎月の家計の収支・預金残高等の金融資産の確認を含め、家
計の見直しのタイミングと考えられます。
物価高に家計はどう対応するか。そのうち食費や住居費、光熱費などを含め
た生活費が50%をめどにすれば良いとのお話があります。また、20年前の物
価と比較してみるのも良いかも。例えば、ガソリン代レギュラー1リットル
約110円が約170円になっているなど。また、日銀による金利ある世界への復
活です。金利ある世界が家計にどの様に影響するか考えることも大切なこと
です。
家計にとって影響が大きいのが住宅ローン金利への影響です。住宅ローンの
変動金利の指標となる短期プライムレート(短プラ)が17年半ぶりに引き上げ
られることになります。変動型住宅ローンの基準金利は、短プラに金利を上
乗せして決められています。借入時の適用金利は、収入や物件、金融資産に
より優遇幅が決められ、基準金利から優遇幅を引いた値が、適用金利となる。短プラが上昇しても、一度決められた優遇幅は、変わりません。
今回、日銀は政策金利を年0.25%に引き上げる。これに伴い変動金利の基準
の目安となる短プラが年1.475%から0.15%引き上げ1.625%にするとの話し
です。2024年7月個人向け国債変動10年利率は0.72%でした。利率は市場金
利に連動しており、半年ごとに見直されます。最低金利は0.05%に保証され
ています。この国債10年ものの利率が住宅ローン固定金利に影響します。フラット35は例えば1.850%にアップしますなど。住宅ローンを抱えている世帯は、金利動向にも注視が必要でしょうね。2000万の借金で利率が0.5%上昇したら、年10万円返済額が増えます。
また、普通預金の利率が0.02%から、0.1%への引き上げの話しもあります。
100万円預けたら年1000円の利息がつくことになる。年金生活で、老後資金
の運用に悩んでいられる方は、投資でなくて貯金の利息でも少しは助かりま
す。ただ、物価高には追いつきませんが。
余談ですが、銀行は、日銀の当座預金口座を通してお金のやり取りをしてい
ます。そのため、銀行は口座に準備預金をする必要があります。マイナス金
利の解除、短プラ0.25%により、準備預金にも利息が付くことになります。
さらに、日銀の政策金利の引き上げ報道などにより円安から円高、株高から
株安など経済に広範囲にわたり影響が出ています。日常生活にどのような影
響を与えるか、残念ながらよくわかりません。株の話で、「山高ければ谷深
し」かもしれませんが、「雨降って地固まる」を期待しましょう。
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