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農薬ってなんだろう

こんにちは。和のこころアドバイザーのゆうです。
2年続いたコロナ渦で、お家時間が増え、家庭菜園を始める方が増えたようです。毎日の水やり、お手入れ、成長を見守り、最後は美味しくいただく。自分で育てた野菜は美味しさもひとしおです。

せっかく自分で作るのだからと、無農薬で育てよう!!と考えます。無農薬とは、文字通り農薬を使わない事です。

作物には、ムシがつきます。病気にかかります。そして、何故か雑草はいつも元気よく生えてきます。虫嫌いでなければ、葉っぱにたくさんつくアブラムシやハダニは手で取って、アオムシやケムシは割りばしでつまんで捨て、雑草は手で抜いて、と農薬を使わずに家庭菜園を楽しむ事は出来ます。しかし、ある程度の収穫を見込むのであれば農薬はかかせないです。

そもそも農薬とはなんでしょうか。

農薬とは、農作物や観賞用植物など人が育てている植物に発生する害虫や病気を退治したり、雑草を除いたりするために使われる薬剤の事です。日本で使ってもよい農薬は、人の健康や環境への影響などについて確かめられ、国に認められたものだけです。

農薬の表示を見たことがありますか?小さくて見づらいものも多いですが、大事な事がかかれていますので、使う前には必ず確認をしてください。農薬の表示には、以下のようなことが書いてあります。
1. 作物名(使える作物:トマト、大根、レタスなど)
2. 適用病害虫名(困っているムシ、病気:アブラムシ、ハダニ、うどんこ病など)
3. 希釈倍率、使用量(薄め方など)
4. 使用時期(農薬を使う時期:収穫〇日前など)
5. この製品の使用回数(収穫までに使える回数)
6. 同じ有効成分を含む農薬の総使用回数

こんなにいろいろ書かれたら、農薬って難しい、危険そう、使いたくないってなりそうですね。それに、作っている野菜、困っているムシによって、使える農薬が決まっています。例えば、夏野菜のトマト、キュウリを作っていても、トマトには使えるけど、キュウリには使えない農薬もあるのです。また、トマトとミニトマトは作物としては別の扱いなので、トマトに使えてもミニトマトには使えない農薬もあります。やっぱり農薬を使うのは難しいですね。

でも、書いてあることを守って使えば、農薬は決して危険なものではありません。使用方法を守って、適切に農薬を使用した野菜を人が毎日、毎日、一生食べ続けても大丈夫なことを確認して、使用できる作物や使用量、使用回数を決めているのです。

ベランダなどのプランター菜園であれば、少し手間はかかっても無農薬で始められるでしょう。でも、発生してしまった大量のムシに困った場合は、農薬にも頼ってみましょう。その時には、表示をしっかり確認して、作っている作物、困っているムシにあったものを選んでください。

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