作る気0%です

作るのメンドクサイときがあります。

本多理恵子さんの『ごはん作りの絶望に寄り添うレシピ やる気0%からの料理術』を読みました。

『簡単なものでいいよ、と言われた

はい、出ました。「簡単なものでいいよ」発言です。これは料理教室の生徒さんたちから聞く、「イラっとくる発言」ぶっちぎりのナンバーワンです。
ごはん作りとは、ほとんどが一人孤独な作業です。ですから、料理教室という「同志の集い」は、普段のモヤモヤを共感しあう絶好のチャンスででもあるのです。
誰かがふと口にした「簡単なものでいいと言われると頭にきちゃう」という発言が、ほかの人たちのモヤモヤスイッチを押すことになります。
そもそも、何が簡単か、何が面倒かという感覚は、本当に千差万別・十人十色です。ある人にとっての、当たり前や簡単は、別の人にとっては絶望ですらあります。
そして皆さんの「簡単なもの」談義は延々と続きます。私はお皿を洗いながら聞くともなく聞き、ときに頷き、ときに噴き出すこともあります。
「カレーは絶対に簡単な料理ではない」というのはもはや世間の共通認識になりつつありますが、真夏にゆでる素麵だって面倒くさいし、そもそもごはんが炊いてある前提がおかしい
……など、どんどんヒートアップしていきます。
そのたびに、笑い声があふれ「ホント、やってらんないわよね」とこぼす表情がだんだんと生き生きしてくるから不思議です。一人で抱えるイライラが、誰かと共有することでゲラゲラに変わる魔法の瞬間です』

これ、母親に言ってしまってました。
言われたらイラっとしますよね。

疲れた、簡単なものでいい。
簡単って?
って一人でも思います。
メンドクサイ。
でも買いに行く気力がない。

おなかすいてるし、なにか食べたい。
簡単なものでいいから作らなきゃ。

簡単なものって、なに⁉
冷凍ごはん温めただけとかですかね。

本に何とか気力を振り絞ればできそうなレシピがたくさん載っています。
これなら、できるんじゃないかと思えました。

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