何度でも訪れる

花屋さんは花言葉をたくさん知っていますね。

山本幸久さんの『花屋さんが言うことには』を読みました。

『「昨日、若いうちに自分のやりたいことに取り組まなくちゃって、おっしゃっていましたよね」
「ええ。でも結局、私の愚痴を聞かせちゃって悪かったわ。反省している」
「とんでもない。とっても励みになりました。だから光代さんも歳だからって諦めずに、いっしょに頑張りませんか。光代さん、自分でおっしゃったでしょう、人生は一度きりだって」
光代さんからの返事がない。彼女は作業台に置いたスズランをじっと見つめている。
「キクちゃん」
「はい」
「スズランの花言葉は?」
それが光代さんの答えだと気づき、紀久子は言った。
「ふたたび幸せが訪れる」』

いろんなことをあきらめてしまったことがあった。
いきなりやろうとしたから、無理だとおもったからか。

やりたいことができたって、幸せなことです。

何度だって挑戦していいのかもしれない。
再び幸せが訪れるから。


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